テラーノベル
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新連載
凛ちゃんの自殺が見たくなったので、可哀想凛ちゃんの話出します(((((は?
⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
。過去捏造
。虐待、ネグレクト 等
。トラウマ
。
1.欠陥品
「なんで冴はできてお前はできないんだよッ!!!」
鈍い音と母の怒声しか部屋には聞こえない。
殴り蹴られ叩かれ、体中が痛い。
痛くてしかたがないが、ここで、「やめて」だの「痛い」だの泣き喚けば、母の機嫌をそこね悪化するだけなので、ただ黙って耐えるしかない。
目を合わせても、「気持ち悪い」と言われ悪化する。
あまりにも理不尽だが、もう慣れた。
俺は、兄とは違って、優秀じゃない。
兄の糸師 冴とは違って、賢くない。
だから、母に好かれる方法が、分からない。
勉強もできない。テストは毎回お世辞にも良いとは言えない点を取る。
兄とは違って、醜い。
給食以外ろくに食べれていないので、体は細く、長袖の下には痣が数えきれないほど残っている。
艶のないぼさぼさの髪が長く伸びていて、顔はあまり見えない。
少しでも笑うことはなく、いつだって俯いている。
兄もあまり笑わないが、兄は綺麗な目に光を持っている。俺が手に入れられない光。
俺の目は、黒ずんだ青緑色をしている。醜い目。
何事も兄のようにできない。
俺は、欠陥品だ。
「ただいまー」
兄が自主練から帰ってきたら、暴行は終わる。
「さっさと失せろ、」
と小さく舌打ちされ、俺は部屋へ戻る。
「おかえり!お菓子食べる、?」
と、兄に向かっては、高く機嫌のいい声で接する。心底気持ち悪い。
「いらない、凛は?」
「そう…、凛は部屋にいるわよ」
「凛、なんでいつも一緒に来ねぇんだ、?」
「今からでもサッカーやろうぜ」
と、兄がサッカーボールを片手に部屋にくる。
サッカーは好きなので、やりたい気持ちはあるが、俺と兄が一緒にすごすことを母さんは快く思わない。
できるだけ俺と兄を離れ離れにしたいのだ。一緒に行けば、母の機嫌が悪くなり、別の日に痣が増える。
母さんの機嫌を損ねるから、と言えば、兄はきっと母に失望し味方でいてくれるだろう。兄は優しいから。でも、そうなってはならない。俺は醜い、欠陥品。兄の隣にいるべき人間じゃないと、自覚している。
だから、言えない。
それに、兄が味方でいてくれたとしても、母がもっとキレるだけなのだ。
「サッカーは別に好きじゃない。いい、家にいる。」
と適当に嘘を吐き、部屋に残った。
それから何年か経って、兄がスペインに行き、殴られる頻度は増えていった。
日頃の仕事や人間関係のストレスを全部ぶつけられた。
それは決して母だけではなかった。父も、帰ってくれば、殴るようになっていった。
俺からしたら、ああ、痛いな、殴ってくる人間が増えたな、ぐらいのことでしかなく、どうでもよかった。
兄がスペインに行き、1人の時間が増えたから、サッカーをする時間も増え、試合で優勝し、俺のクラブは日本一になった。
スペインに行く前、兄とした約束。
2人で世界一。
果すために、まずは日本一になったよ。
あと1週間ぐらいで兄が帰ってくるらしい。
もしかしたら、俺の痣に気付いて、助けてくれたりしないかな……とか考えながら、日々を過ごした。
あいかわらず急展開だな……
この連載かいた理由がくそすぎるけど許して、引かないでね、
コメント
2件
うわぁぁ!!めっちゃ上手い!!なーくん天才すぎて!?続き楽しみ!!!!
凛ちゃんにそんなこと言う母親は潰してきますᵔᢦᵔ