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第8話

暴走と裏切り


いるま『…(ここは、)』

闇いる『よぉ、いるま』

いるま『…闇いる…』

闇いる『お前もそう呼ぶのかよ』

いるま『なんの用だよ』

闇いる『起きろ。』

いるま『え…?』

闇いる『お前、じゃねぇと、大変なことになる。そう、本能が叫んでる。起きろ、いるま。』





いるま『…ここは…』

?『フフッ、』

いるま『ッッ⁈…誰だ…お前ッ…』

?『失礼、申し遅れました。私、ショウマと申します』

いるま『何故俺は縛られている?』

ショウマ『フフッ、すみません、すぐにでも解きたいのですが…うちのボスがそれを許してはくれないので、』ニコッ

いるま『質問に答えろ…ッッ…何故俺は縛られている…ッ?』

ショウマ『そう焦らず…この後、ボスがじきじきにあなたに会いに来て下さるので』ニコッ

いるま『ッッ…あの人たちは…ッッ』

ショウマ『あの人…あぁ、あなたのお仲間さんですか、それは、』

ガチャ

いるま『‼︎』

ショウマ『あら!ボス‼︎』

ボス『うん、お疲れ、』

ショウマ『お疲れ様です!』

いるま『⁈…テメェ、そ、その血ッッ⁈』

ボス『あら?もう起きたのかい?若者はすごいねぇ、』

いるま『血ッッ⁈誰の…ッ⁈だよッッ⁈』

ボス『君が知る必要はないと思うよ、』ニコッ

いるま『…ッッッッ(落ち着けッ…落ち着け…初兎さんに言われたとうりにッ…)なんのようだ』

ボス『oh‼︎メンタル、強いんだね、』

いるま『なんのようだよッッ!?』

ボス『残念だけど、用があるのは君じゃない』スッ…

いるま『…⁈⁈⁈』

なつ…?初兎さん……?皆………?

な…んで、ッッ血がッッ⁇あ”ァ…⁈

ボス『用があるのは…』

いるま『あぁ…ッッあ”ァ”ッッッッ⁈』ブワッ

ボス『君だよ、闇の、王子様?』ニコッ

闇いる『……虫唾が走る、』

ボス『フフッ…』ニコニコ

闇いる『こいつがこんな絶望すんのは初めてだ、駿の時以上、闇が溢れてくる…テメェ、アイツらに何しやがった。 』

ボス『…遊んだだけだよ、手応えは、あまり無かったけど、』

闇いる『…ムカつくな…俺目当てなら、アイツらを巻き込む義理がねェだろォが。』

ボス『君と会うには、これが一番効率が良かったからね、』

闇いる『殺すぞ。コイツの仲間は、俺の守るべき者だ。』

ブワッ

闇いる『あと、俺を舐めるなよ。』ブチッ

ショウマ『わぁ、』

闇いる『こんな縄、簡単に”壊せる”。』

ボス『やはり、欲しい。』

闇いる『あ”ぁ”⁇』

ボス『僕の能力は増幅、』

闇いる『…(うさぎ野郎と一緒か…?)』

ボス『だから、』

スッ…(いるまの顔に触れる)

闇いる『‼︎ッしまっー』

ブワッ

ボス『君の闇の力を増幅することだってできるー。』

闇いる『…』

ドッ‼︎

ボス『ッ‼︎』ビリィィイッッ

ショウマ『おぉっ‼︎』ニヤッ

闇いる『……』

ボス『…ショウ、何か物を投げてみてくれ』

ショウマ『了解、』

スッ…

闇いる『…』ガシッ

ボス『‼︎』

ボロボロボロ…

ボス『やはり…』

ショウマ『どういうことでしょうか、』

ボス『闇の王子は、闇を操るだけでなく、破壊の力も持っていたんだ、』

ショウマ『…へぇ……何故、分かったんですか? 』

ボス『闇の王子が闇を操るだけだとは思えないからね、他にも候補はあったけど、当たって良かった。』

ショウマ『本当ですよ… 』ニヤッ

ボス『ショウ?』

ショウマ『すみません、ボス、』

シュンッ

ボス『グッ⁈ショウッッ、何をッッ⁈』

ショウマ『いやー…ここまで長かったです。でも、やっとあなたを殺すことが出来る』

ボス『…ぇ?』

ショウマ『ずっと、騙してたんですよ?気付かなかったですか?ボス…いえ、ブルー・スカイ。』

スカイ『⁈⁈』

ショウマ『サヨナラ。ありがとうございました』ニコッ













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