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作品名「桜の樹」
※この作品は「白い花びら」という小学校国語の授業で習う作品を元にしています
※そして、この作品はその物語の続きみたいなものです
※作品に出てくる名前とは違うお名前を使用しております
『なぁ、レノ』
「ん？」
『俺らがさ、ちぃさい頃、ある日見つけた＂秘密基地＂覚えてるか？』
「あぁ…お、覚えてるさ！」
『久しぶりに行ってみないか？』
「まぁ、いいけど…」
そう雑談をし、朝食を食べていた時だった
〈続いてのニュースです。
〈〇〇市の△△にある桜の樹を切ろうとしていた従業員60名の中から37名が交通事故によって亡くなったことがわかりました
〈警察の調べによりますと…
そう、俺らが今から行こうとしていた場所にあった桜の樹のニュースをしていた
『おいマジかよ～？！』
「…」
「今すぐ行くぞ」
『は？ｗ何言ってんだよ…』
『馬鹿じゃねぇのかお前…』
「早く行くぞ」
『分かったって…』
「…」
『着いたけど…』
「ｯ…」
『なんだよこの、枯木達は…』
そこには、何とも虚しい枯木が沢山野原一面にあった
『おい、噓だろ、』
「…」
言葉にできないほどの絶望を俺達はその数分間味わった
END．
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