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拭く?どうすればいいんだ?えーと…
とりあえずトイレットペーパーを巻き取り、体を前に傾けて、とお尻の方から手を…うーん… この辺りか?
「あひゃひゃ、くしゅぐったい!」
「ちょ、暴れたら危ないですって!」
なんとか拭けた…かな?
そしたらまた立たせて、パンツを戻して。
ジャアアー。よし、流したぞ。
介護ってこんな感じなのかな…
「よいしょっと!」
ソファまで戻って来たぞ。
「先生ってぇいい人ですね」
まぁ普通こんなことまでしないよな。
「普通はトイレまで連れてってくれてもおしっこ手伝ったりしませんよね~」
「そうですね。手伝わなきゃよかったですか?」
「そしたら漏れちゃってますよ(笑)」
本当に漏れてたら笑いごとじゃないんだけどな…しかも危なかったし…
「まったく…で?なんでこんなに酔ってるんですか?いつもこんなに?」
「いやぁ~初めてです。こんなに酔っ払ったのはぁ、 は、じ、め、て~」
どうだかわからないな。
「じゃああとは寝て、起きたら色々反省してくださいよ?」
「まだ帰っちゃだめですよぉ。あたし、お風呂どうすればいいんですか!」
なんで怒られてるんだ?
「いやいやこんな状態で入っても危ないから、起きたら入ってください。朝風呂にしましょう?」
「でも汗もかいてるしぃこのままお布団には入れません!」
「よし、じゃあとりあえず頭がはっきりするまではソファにいてください。じゃ」
「先生ぇお風呂入れてくだしゃい。お願いしま~す!」その敬礼は流行ってるのか…?
ってお風呂に入れる?それはトイレとは訳が違う。濡れるし、滑ったら危ないし、何より裸だろ!?
「だめですよ。出張中の旦那さんに悪いですよ」
「先生何度もマッサージしてくれてるのに?」
うっ…確かにマッサージといって誤魔化してるけど…何度もやってるっちゃやってるな…
「どうしても?」
「どうしても!」
「シャワーでもいいですか?」
「お風呂がいいです!追い焚きで沸きますから」
風呂掃除からじゃないのはよかった…
ひとんちのお風呂なんて勝手がわからないし。
まぁ…いつもいい思いをさせてもらってるし…
罪滅ぼしじゃないけど、少しくらい優しくしてあげなきゃバチが当たるかな。
「しょうがないですね。沸くまでには立てるようになっておいてくださいよ?」
「頑張ります!」
え~と、追い焚きボタンは…これか?温まるまでどれくらいかな。
「くる…」寝そうだ…ここは静かにしておこう。
追い焚きはもったいないけど、朝まで寝てくれるならそれがいいだろう。
とりあえず沸くのを待って、電源を落としたらそっと帰るとしよう。
いつも元気なくるみさんだけど、今日のテンションはなかなかのものだったな。
こうしておとなしく寝ていると幼く見えるのに…
おっと寝ている女性をじろじろ見るもんじゃないか。え~と、今日の俺の痕跡は…大丈夫だな。
あとは鍵だけ閉めてポストに返しておけばいい。
…見るとは無しに見てしまう。二人きりでいるんだ、仕方ないよな。華奢な体に大きくなり始めた(?)胸。いつもの…ことを思い出してしまうな。