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コメント
3件
不良と優等生はいいっすよ、、
読了しました!図書室で勉強を教えているはずなのに、すちが寝ちゃって、こさめちゃんがカーディガンをそっとかけるシーン、すごく好きです。起きてたのに「ありがと」って言うすちの悪そうな笑顔と、それにドキドキしちゃうこさめちゃんの距離感が絶妙で、キュンときました。口元が緩んでることに気づいてないラストも、乙女心がよく出てて可愛いです。リクエスト作品とのことですが、女の子要素なくてもちゃんと甘酸っぱさが詰まってましたよ!
『不良と優等生』
水女の子
昼休み。
静かな図書室。
こさめは参考書を開きながら、次の小テストの範囲を確認していた。
🦈「……」
ページをめくる。
集中。
完璧。
――のはずだった。
🍵「こさめちゃん」
🦈「きゃっ!?」
突然後ろから声がして肩が跳ねる。
振り返ると。
🍵「おはよ」
なんかいた。
🦈「すち!」
🍵「なに」
🦈「ここ図書室!」
🍵「知ってる」
🦈「静かにする場所!」
🍵「してるよ」
してない。
今話した。
すちはこさめの隣の席にどっかり座る。
🦈「なんで来たの……」
🍵「暇」
🦈「授業は?」
🍵「寝てた」
🦈「堂々と言わないで!」
こさめは頭を抱えた。
校則違反常習犯。
先生にしょっちゅう怒られる。
制服も着崩してる。
ピアスも空いてるし。
でもなぜか停学にはならない。
たぶんギリギリのラインを攻めている。
そんな男。
🍵「ねぇ」
🦈「なに」
🍵「勉強教えて」
🦈「嫌」
🍵「即答」
🦈「昨日も教えたでしょ!」
🍵「忘れた」
🦈「一日で!?」
すちは机に突っ伏す。
🍵「頭いい人の話難しい」
🦈「頭いい人って……」
🍵「こさめちゃん」
🦈「やめて」
なんか照れるから。
🍵「ここ分かんない」
参考書を差し出される。
🦈「どこ」
🍵「ここ」
🦈「……」
こさめは問題を見る。
🦈「これはね――」
説明を始める。
すると。
すちは真面目に聞いていた。
珍しく。
🦈「……」
🍵「……」
🦈「分かった?」
🍵「分かった」
🦈「ほんとに?」
🍵「たぶん」
🦈「分かってないじゃん!」
その時。
図書委員がやってくる。
モブ「静かにしてください」
🦈「すみません……!」
こさめは即謝る。
🍵「はーい」
すちは軽い。
軽すぎる。
委員が去ったあと。
🦈「怒られたじゃん……」
🍵「俺だけじゃない?」
🦈「すちが原因なの!」
🍵「でもこさめちゃんも喋った」
🦈「そうだけど!」
すちは笑う。
こさめは頬を膨らませる。
🍵「……」
🦈「……」
🍵「かわいい顔」
🦈「急に何!?」
図書室だぞ。
心臓に悪い。
🍵「だって膨れてる」
🦈「うるさい」
🍵「ハムスターみたい」
🦈「うるさい!」
その後。
こさめは勉強を再開する。
数分後。
静か。
珍しく静か。
🦈「……」
嫌な予感。
こさめが横を見る。
🍵「……zz」
寝てる。
🍵「……zz」
寝てる。
普通に寝てる。
図書室の机で。
🦈「すち」
反応なし。
🦈「すち」
反応なし。
🦈「……」
起きない。
完全に寝ている。
こさめはため息を吐く。
そして。
自分のノートを見て。
寝ているすちを見て。
またノートを見る。
少しだけ迷う。
それから。
自分のカーディガンを脱いで。
すちの肩にそっとかけた。
🦈「風邪ひくし……」
小さく呟く。
すると。
🍵「ありがと」
🦈「ひゃっ!?」
起きてた。
🦈「起きてるの!?」
🍵「今起きた」
🦈「絶対嘘!」
すちは笑う。
ちょっと悪そうな笑顔
でも。
こさめに向ける時だけは少し優しい。
🍵「こさめちゃん」
🦈「な、なに」
🍵「今日も送る」
🦈「……」
🍵「委員会終わったら連絡」
🦈「……うん」
すちは立ち上がる。
🍵「じゃ、寝る」
🦈「授業受けて!」
🍵「考えとく」
🦈「絶対受けないじゃん!」
そう言いながら出ていく背中を見て。
こさめは小さくため息を吐く。
🦈「もう……」
困った人。
本当に困った人。
でも。
少しだけ口元が緩んでいることには、
本人も気付いていなかった。
リクありがと〜ございました
女の子要素なくてすみません☆
リク待ってま〜す
43
2
葵 .