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雨ノ世壊
繰り返す
繰り返す
繰り返す
変わらない
変わらない
日常が
続いて行く
俺が死ぬまで
全てが終わるまで
ーーー
自分では普通の人として過ごしてたはずだった
それなのに
彼奴らは俺に目を付けて
冷やかして
面白くもないのに
嗤って、嘲笑って
そして急に
飽きたように誰も俺の事を気にしなくなった
別の嗤える対象が出来たからだろうか
あれだけ俺のこと毎日毎日嗤ってた癖に
嗤われることが無くなった
楽になった日々の中で俺はふと気付いた
人間って気持ち悪いな
一度思ったら
人間を見られなくなった
勿論、俺自身も俺を見れなくなった
学校の奴らと会いたくない
先生と会いたくない
家族と会いたくない
家から出たくない
いっそこの世壊が滅んでしまえば
こんな日常なんて無くなる…のか
意味のない明日を迎えるために眠りにつく
暗い闇が俺を占拠している
視界を、身体を、心を
「____゛____゛っ」
俺の掠れた情け無い声は誰かに届いただろうか
それとも、また闇で消されたのだろうか
誰かに届くまで終わらない
俺の口は閉じようとしない
声を出し続けている
髪が目にかかっても、周りの物が壊れても、俺が消えても
ずっと、永遠に
「…っ……はぁ…はぁ…っ…はっ…ぁ」
嗚呼゛…夢かよ
夢と分かった今でも俺の心臓は暴れている
五月蝿い…
心臓はまだ止まらない
夜の夢の音は唯一無二の音だ
その音を聞ける時ぐらい、何も考えないでいたいのに
苛立つ俺の耳に、狂っている心臓の音とはまた違う
雨の音が部屋に響く
静かに、それでも強さは消えない雨が降っている
この世壊の歯車は止まりかけている
今日も、俺は機械的に動く街を見下ろしている
ーーー
俺の行く道にはいつも霧がかかっていた
どこに行っても霧が俺の行先を阻んだ
運が悪かったんだろうな
人間としての運が
俺には無かった
俺が何を言っても周りの人には届かない
ただ、俺の声は俺の元に反響して戻ってくるだけだった
そんな日々に光が落ちた
足元で雷が鳴る
雨が消えても、何時まで経っても、空は重く濁っている
雨が枯れ果てても晴れることはない
そんな空の色だった
そんな空が、傷が増える度に俺を蝕んでいく
何時終わるんだよ
何時まで待てば俺は楽になれる?
なあ?
「答えろよ」
ーーー
未来は、「僕」が居なかったら失う物
「僕」が居なけりゃ必要無い
そう、俺がいなければ明日は…来ない
そうやって自分に嘘をつく度、傷が増え続ける
何が起きても、何時まで経っても変わらない日々が、俺にずっと語り掛けている
「生きろよ」
「死ぬのは良くないことだ。耐えていれば何時か誰かが助けてくれる。それまで待っているんだ」
「何時か、誰かが…」
五月蝿い
煩い
何も知らない癖に
綺麗事ばっかり言いやがって
何時かなんて待てるわけねぇだろ?
『別にいいんじゃねぇの?』
『そんな奴らの言うことなんてほっといて』
『自分の好きなように生きたら良い』
『お前の人生なんだから』
だれ…だ?
声が響く
記憶が覚えていなくても、脳は覚えている
この声の主を
…なんで忘れてたんだ
ずっと会えることを願っていた
嫌いで、嫌いで、でもどこか嫌いになれない
憎らしいほどの綺麗事で、
泣き言を吐く俺を
助けてくれた
彼奴を
ーーー
消せない聲が、耳の奥で響き続けている
「君は弱いな」
俺がどれだけ弱いかは、俺が1番分かってる
簡単に言うなよ
「嗤うな」
痛い 涙 嫌い 罵声
みんな
いなくなってしまえ
…狂ってる
助けてくれ
誰か
「助けてくれ」
「誰か」
俺の声は届かない
ーーー
心が音を立てている
ガラガラと崩れていく
痛い
けど、この痛みを忘れたら
俺は…
「消えたくなる」
心が壊れてしまう
こんな俺になってまで
彼奴に
「君は君だ」
って言える俺になりたかったんだ
自分が言いたい事を言える
叫べる
そんな俺に
なる為に
雨音を俺らが鳴らすんだ
「誰が何と言おうとも」
無音が鳴り響く日々を落ちていく
この世界を憎んでいる
ずっと、
永遠に
俺の側で一緒に落ちていく君が笑っていた
俺らのままでこの街に、いや、世壊に逆らって逝けるなら
あ゛あ゛……
壊れていく
「僕ら」はどこまでも
壊れていく
いつか
「君」の様に飛べる日が来る日まで
それまではこの雨道を
歩き続ける
永遠に
酷く、長い旅をしたような疲労感が俺の体を支配していた。
断片的な記憶が俺を思い出させる
日常は何も変わってはいない
毎日、無心に雨が降り続けている
だけど今日だけは、光に反射した雨が輝いて見えたような、
そんな気がした
夢なのか、現実なのか、分からない
だけど
ー雨音さえも巻き込む「僕ら」の生き様を響かせて逝けー
そう言う彼奴の声がずっと響いていた
今の俺を嘲笑うように
俺は変わらないといけない
こんな堕落した俺を
殺して
生きないといけない
お久しぶりですね!
この話、ある曲を参考にして作ってみたんです
よければ感想を聞かせてください
では、また次の話で会いましょう!