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離婚します  第一部

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離婚します  第一部

18 - 第18話 貴君のお母さん

2024年10月29日

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美味しいと評判のランチを食べに行った。

貴君の車に乗せてもらって、ちょっとしたドライブ気分だ。

楽しい。


「あー、ちょうどランチタイムだから混んでるね」


駐車場もいっぱいだった。


「こんなお店は、主婦に人気だからなかなか入れないかも?」

「あ、あそこが空いてる!奥の」


よかった。

駐車場がいっぱいだとコンビニかな?なんて言っていたから、ランチがなくなるかと思った。


人気なだけあって、席が一番奥になった。

それでも貴君と一緒だったから、それだけで楽しくて、日替わりランチが特別ディナーみたいに感じた。


「あら?」


少し年配の奥様方のグループが通りがかったとき、1人が貴君を見て立ち止まった。


「なんだ、来てたんだ」

「あんたこそ、こんなとこでお昼ごはん?」

「たまにはいいだろ?ほら、友達が待ってるから行きなよ」

「はいはい、じゃあね」


チラリと私を見た。


「ね、あれってもしかして…」

「そ、おふくろ。こんなとこで会うなんて、ついてない」

「私、お世話になってますって挨拶するの忘れてた!」

「面倒だから、いいよ。なに言い出すかわからないから」


少しイライラしてるように見える。

珍しい貴君だった。


「あ、ごめん、せっかくのランチの時間にこんな話」

「ううん、別にいいよ。面倒ってなにかあるの?」

「女と飯食ってたら、付き合ってるのか?って。どこの誰か?とか、その後は、結婚する気なのか?とか。とにかく、結婚しろってうるさいから」

「ふーん、そうなんだ」


親は結婚させたがってるってことか。


「未希さんとは、そんなことないし、せっかくの友達に嫌な思いさせたくないからね」

「そうだよね?そんなことないない」


同意しながら、チクンとまた心が痛んだ。


「そうだよ、結婚するなら初婚、万が一バツがついてても子どもはいないこと、それが条件だからね」

「あーっ、その条件には絶対、当てはまらないね、そもそも私は結婚してるしね」


答えながら泣きたい気分になった。

告白する前にフラれた気分だ。


え?フラれた?

私、好きなの?貴君のこと。

あはは


「まさかね」

「え?」

「あ、こっちのこと」

「そろそろランチのコーヒーをもらおうか?」


昼休みの時間内に、激しく気持ちがアップダウンしてまるでジェットコースターに乗ったあとみたいだった。


疲れた。


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