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※木兎光太郎の夢小説
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢 『』→木兎光太郎 〔〕→その他キャラ
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〜夢と光太郎が別れてから数日〜赤葦side
練習が終わっても、体育館の中に響くボールの音は止まらなかった。
『……っ、はぁ。』
木兎さんは、誰もいないコートで一人サーブを打ち続けていた。汗で前髪が張りつ息が荒い。
〔木兎さん、もう上がりましょう〕
『...あとちょっとだけ!』
声はいつもと同じ明るさ。でも、そこに”熱”がない。ただ、何かを忘れたくて感情をボールにぶつけているようなそんな気がした。
その夜、帰り道でスマホを見つめながら迷った。余計なことだとは分かっている。けど、このままじゃいけないと思った。
〔はぁ...〕
そっとため息をついて、画面を開いた。
〔...お久しぶりです。夢さん。木兎さん、最近少し様子がおかしいです。練習はしてるけど心ここにあらずで。もしかして、何かありましたか?〕
送ったあと、胸の奥が重くなった。俺が口を出すことじゃないって分かってる。
でも、あの人を支えていたのは、ずっと...