テラーノベル
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家に帰らなければ いけない 時間になった 。
正直 、 俺は 家が嫌いだ 。
赤 「 マジきもい 、 笑 」
赤 「 そんな 嬉しいなら また 明日も してやるよ 笑 」
こそ っ と 耳打ち して 、 俺は 足早に 帰宅して行った 。
♡♡♡♡♡
赤 「 … ただいま 、 」
酒臭い 部屋に 、 1人の男と 横たわった 女 。
俺の家庭 は シングルファザー だった 。
ただ 、 ドラマにあるような 優しい 父親の 面影なんて なくて 、
いるのは 酒に酔い 、 女性を引っ換え引っ換え して 遊ぶような 、
クソ野郎だけだった。
父 「 … なつ 、 早く 飯 作れ 。 」
赤 「 … わかってる 、 」
酷く 散らかされた部屋 と 、
酒の匂いを 纏った 親父 が 、 俺の生きる 理由だった 。
また 、 幸せになりたかった 。
もう 、 何も失わせたくなかった 。
これ以上壊れる 親父 は 、 見たくなかった 。
でも 、 俺のせいで そんな 幸せは 叶わない 。
俺は 女性恐怖症 に なってしまっている 。
母親 なんて 、 一生仲良くできないだろう 。
それもわかっているから 、 親父は妻を作らなかった 。
妻 を 殺した俺を 苦しめる ために 、
俺の 苦手な タイプの 女性を 、 毎日のように 連れ込んでいた 。
親父 に とっての 幸せは 、 本当に それなのだろうか 。
今日も 背中の傷跡を 隠して 、 俺は 息をする 。
隠すために 、 玩具 を 乱暴に 扱う 。
気苦労なんて 見せないために 。
同情なんて 、 されないように 。
悲しい 人だと 思われないように 。
俺の心を 、 保つように 。
決して許されることではないが 、 俺はそうしないと 生きれなかったんだ 。
コメント
3件
〜500♡定期ね?? 神作すぎます続き待ってます🫶💕︎︎
はぁと待ってます👉🏻👈🏻💕