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教師×生徒
🦈 「……先生、質問あります」
放課後の教室。
真面目な顔で手を挙げたこさめに、らんは警戒した目を向けた。
🌸「嫌な予感するから却下」
🦈「まだ何も言ってない!」
🌸「こさめの“質問”は八割ろくでもない」
🦈「ひどくない!?」
クラスメイトが帰ったあと。
教卓でプリントをまとめていたらんは、深いため息をついた。
🌸「で、なに」
🦈「先生って恋人いるんですか!」
🌸「声がでかい」
即座に口を塞がれる。
こさめは「むぐっ!?」となりながら、らんを見上げた。
🌸「……学校でそういうこと聞くな」
🦈「なんでー?」
🌸「教師だから」
🦈「でも気になるじゃん」
🌸「気にすんな」
🦈「でもいないと思うけどいたらこさめとの浮気になっちゃう☆」
🌸「…」
らんはこさめの口から手を離すと、机を指でとんとん叩いた。
🌸「ほら、帰れ」
🦈「えぇ〜」
🌸「補導するぞ」
🦈「先生が生徒補導するの当たり前では?」
🌸「確かに」
らんが真顔で頷く。
こさめはけらけら笑いながら、教卓に突っ伏した。
🦈「らんくんって学校だとちゃんとしてるよね〜」
🌸「“学校だと”ってなんだよ」
🦈「家だと重い」
🌸「悪口?」
🦈「事実!」
らんの眉がぴくっと動く。
🦈「あのさぁ、昨日だって“今誰と通話してるの”って三回聞いたじゃん」
🌸「心配だっただけだし」
🦈「“画面に男映った”って騒いでたじゃん」
🌸「男いた」
🦈「配信者さんだよ!」
🌸「知ってる」
🦈「じゃあなんで嫉妬するの!?」
らんは腕を組み、静かに言った。
🌸「こさめがかわいいから」
🦈「うわ出た」
🌸「だから学校でも心配」
🦈「学校で何を心配してるの?」
🌸「他の男子と仲良くしてる」
🦈「クラスメイトだもん!」
🌸「距離近い」
🦈「近くない!」
🌸「昼休み笑ってた」
🦈「だめなの!?」
もはや言いがかりである。
こさめが笑うと、らんはむすっとした顔でプリントを机に置いた。
🌸「……で、その男子誰」
🦈「先生、職権乱用です」
🌸「生徒指導」
🦈「絶対違う」
するとらんは、すっと目を細めた。
🌸「こさめ」
🦈「はい」
🌸「今日、廊下で肩組まれてたよな」
🦈「え」
🌸「見た」
🦈「見てたの!?」
🌸「偶然」
🦈「絶対嘘!」
🌸「ちなみに三時間引きずってる」
🦈「重っっっ」
こさめは机をばんばん叩いて笑った。
らんはそんなこさめを見ながら、真顔でぼそっと呟く。
🌸「GPS付けたい」
🦈「先生!?」
🌸「冗談」
🦈「半分本気でしょ!」
🌸「ばれた?」
🦈「怖いよ〜!」
その時。
ガラッ、と教室の扉が開いた。
二人とも同時に固まる。
モブ男「失礼しまー……」
別の教師だった。
らんは0.2秒で教師モードになる。
🌸「どうしました?」
モブ男「いや、戸締まり確認を……って、まだ生徒いたのか」
🌸「質問対応してました」
爽やか優等生教師スマイル。
さっきまでGPSとか言ってた人と同一人物とは思えない。
こさめはぷるぷる震えながら笑いを堪えた。
教師が出ていくと同時に、らんが振り返る。
🌸「……何笑ってんの」
🦈「らんくん切り替え早すぎてむり」
🌸「社会性あるだけ」
🦈「さっきまでストーカーみたいだったのに?」
🌸「こさめ限定仕様」
🦈「最悪の限定!」
らんは小さく笑うと、こさめの頭をぐしゃぐしゃ撫でた。
🌸「ほら、帰るぞ」
🦈「先生と一緒に?」
🌸「校門出るまでは距離取る」
🦈「え、なんか禁断の恋っぽい〜!」
🌸「楽しんでんのお前だけだからな」
🦈「えへへ」
🌸「……ほんと危機感ない」
呆れた声なのに、らんは結局ずっとこさめを見ていた。
りクありがとうございましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
リク待ってます☆
コメント
1件
読了したぜ。5話なのにこのテンポ、ガチでいいな。らんの「こさめ限定仕様」の重さと切り替えのギャップが最高。廊下で肩組んでた話を3時間引きずるの、笑うしかなかったわ。教師×生徒の禁断感もちゃんとあるし、でもギャグ寄りで軽く読めるバランス好きだ。続きも気になる。リクエストありがとう、藍翠さん!