テラーノベル
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西ロマ
親分闇堕ち 若干ヤンデレ
親分の性癖捻じ曲がってる上にロマからの愛情が感じられません!一応両思いです!
⚠️口調迷子
関西弁分かりませんっ!!
⭐︎あらすじ
親分の超一方的なアプローチによってなぜか!両思いになりました。そーして付き合うことになりました。ですが相手は最上級のツンデレロマーノ君。トーニョさんのことは大好きだけどついついツンツンしてしまいます。そんなロマーノ◯◯しちゃうお話です。
「なぁロマ〜何で最近連絡全然くれへんの?1時間に最低でも4回は連絡ないと親分心配してまうやろ〜」
「あぁ゛?2時間に2回は送ってやってるだろ?そもそも1時間に4回って多すぎるぞコノヤロー!!」
「えぇ〜、そんなこと言わへんといてや〜」
スペインは悩んでいた。恋人のロマーノとの温度差に。スペインはかなり愛の重いタイプだ。ロマーノが好きすぎるあまり変な方向に向かっている。連絡は1時間に4回は当たり前。スマホの位置情報は共有する。一週間のうち何があっても6日は”最低限”会う。会えなかった時には発作が出て仕事を早退してしまうほど愛が重い。それと反対にロマーノは1人の時間を大切にしたいタイプ。これは束縛なのでは?と感じている。そしてスペインは鈍感なあまり、ロマーノにはこれが重すぎることにも気づかず、普通だと思ってしまっている。
(なんでや、ほんとは1時間に8回は連絡欲しいし、GPSだってコートにもシャツにもズボンにも下着にも付けたいくらいやし、一年365日ずーっと一緒に過ごしていたいんに何でロマは嫌がるんか?)
(まぁ、ロマも俺のこと好きって言ってくれたんやし!今のままでもええかもな!)
ある日の夜
「おかしい…おかしすぎるわ…ロマから2時間連絡があらへん…スマホの位置情報は…ッ!?切られてもうた!!何で…!?何か危ない目に遭っとるってこと!?早くッッ!早くロマを迎えに行かへんと!!」
(わざわざ位置情報を切ったってことはッ!?親分に知られたくない場所に行ってるってことやなっ!ロマが危険な目に遭う前にッッ…助けに行かへんとッ)
ロマーノを探してスペインは暗い路地を全力で走っていた。そして、行きつけのバー、近くのクラブハウス、フェリシアーノの家、風俗店にも探しに行った。だがどこにもいない。
(どこっ?どこやっッ?あとはロマの家だけ…)
ロマーノの家に着くなり、まるで強盗のようにドアを開け、ベッドルームに直行した。
バァァァァァン!!!🚪
「ロマッッッ!!!無事かっ!!」
そこには読書をしながら寝転がっているロマーノがいた。
「げっ、スペイン。こんな夜遅くに何だよ。せっかくのリラックスタイムが台無しじゃねーか!」
「ロマぁッッ…はぁッ…連絡もなしにスマホのGPSも切ってどういうつもりなん!?親分心配したんやで!?」
「スマホの電源切ってただけだっつーの!それくらいで心配するなよコノヤロー!」
「で、でもっっ!!絶対連絡は取る約束やったやんか!それに加えて位置情報もわからへんって不安になるに決まってるやろ!!今までやってきたこと全部ロマのこと考えてやってんねん!世界で1番ロマのこと愛しとる!何で分かってくれへんの!?」
「俺だって分かってる!!俺のためにこんなに尽くしてくれて嬉しいと思ってる!!だけど普通に考えて1時間に4回連絡とか無理に決まってるだろ!!言わせてもらうけど俺には重すぎるんだよ!!自分が"変わってる"ことに気がつけよ!!」
「” 変わってる “やて…?そ、そんなわけ…」
「あぁもう!もうこんな時間だし今日は一回家に帰れ!」
「ゎ、分かったわ…」
スペインは1人で月明かりの照らす道を1人で歩いていた。
(俺が” 変 “…?これくらい普通じゃあらへんの?親分、ロマのことが好きなだけやのに…)
自分にとってはこれが普通、何で変わっていると思われているのかわからない、スペインの頭にはそれしかなかった。
(もう、ロマにとって俺は必要ないんかな…)
「そうや!!良いこと思いついたわ!!」
スペインは名案を思いついた。
「もう他のものなんか見れんようにして、親分だけに構ってくれるようにすれば良いんや!!俺の部屋に閉じ込めて、逃げられへんように首輪もつけて躾直せばええってことやんな!何で気づかんかったんやろ!」
「そうとなったらはよ実行するで!はぁ〜、ロマどんな表情見せてくれるんやろ〜♡ほんっと楽しみで仕方あらへんわ〜♡」
こうなってしまった以上、誰にもスペインは止められない。その夜、スペインは手錠に首輪、何重にもなった南京錠、ハンマーにバットまで用意した。
「明日はいい日になりそうやで〜♡」
翌日
〜ロマーノside〜
(あいつ、今まであんなにすげぇ頻度で連絡してきてたのに今日は一通も連絡してこねぇ…やっぱり昨日言い過ぎたか…?)
ロマーノは1人反省会をしていた。口下手なのは自覚しているが、昨日は言い過ぎてしまった。一応スペインのことは好きだがうまく伝えられない。
(俺だって好きなのに…やっぱり幻滅したかな..連絡がないってことはもう俺は捨てられたってことだよな)
「って何考えてんだ!ちぎぃぃぃぃぃっ!!」
ロマーノは一日中スペインからの連絡を待っていた。何度か自分から送ろうとも考えたがもし嫌われてたら、と考えると気が引けてしまった。
(くそっ…ほんと俺って情けねぇよなぁ…)
ピコッ♪
「誰だよこんなときに限って…ってスペイン!?」
ロマーノは吸い込まれるような勢いでスマホを開いた。
ーーーchatーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ロマ!!今から俺の家これる?美味しいトマトがたくさん取れたで!」
「おう、今から準備するから待っとけ」
「それはYESってことやな!!美味しい料理作って待ってんで〜!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「こ、これって、見捨てられてなかったってことだよな…」
ボフッッ
「はぁぁぁーっ…よかったぞコノヤロー…」
一気に力が抜けてベッドに崩れ落ちてしまった。
そこから出かける準備をした。昨日あんなことがあったからいつもより入念にヘアセットをして、少し洒落た服も着た。
(….流石に昨日のことは謝らないとだよな)
「よしっ、それじゃ行ってくるぞコノヤロー」
ロマーノはいつもより軽い足取りで家を出た。これから自分の身に降り注ぐ悲劇を知らずに。
「よしっ!あとはロマが来るのを待つだけや!!きっと喜んでくれるやろな〜♡」
スペインは玄関でロマーノが来るのを今か今かと待ち侘びていた。
ピーンポーン♪
「あ!来たわ!!」
ガチャッッ🚪
「ロマ〜♡まっとったで!早く中はいり!」
「お、おう…」
(スペインの野郎、昨日喧嘩したばっかっていうのにやけに機嫌良くないか…?いつもよりテンションも高い気がする…まぁ、気のせいか)
スペインはいつもより早足だった。それに、方向的にベッドルームへ行く方向に案内されている。いつもだったらリビングで料理を振る舞ってくれるはずなのに。そんなことを考えている間にベッドルームに着いた。しかも、着いたのにスペインは前を向いたまま振り向かない。それを不審に思って声をかけようとした。
「な、なぁスペイン、何でベッドルームに、」
グイッッ
「!?」
ドサッッッ、
ガチャンッ!!
「….は?…ぇ?」
ロマーノの首には首輪が付けられていた。
「な、何だよこれ…何のつもりだよ!」
「いいやろこれ!ロマに似合う色探したんよ〜♡サイズもピッタリやろ?やっぱり似合っとるなぁ〜♡」
スペインはいつも通りの笑顔を見せていた。だが、いつもの宝石のようなきらめきの瞳は消えていた。ロマーノを抑えつける手はどんどん強くなっていった。色々な情報が入り混ざる中で逃げないといけない、それだけは分かった。
「はっ、はぁッなんでッ、」
「これ、これとってくれよ…!すぺいんっ!お前どうしちまったんだよぉ!ボロッボロッ」
「あぁ〜♡泣かへんといてや♡怯えた顔もかわええなぁ♡」
「これなぁ、全部ロマのために用意したんよ♡首輪に手錠にピアッサーまで色々あるで♡なぁ、何でこんなことになったか分かる?ロマが他のことばっか構ってるからや♡もちろん人にも嫉妬するけどなぁ、親分との時間奪うもの全部に嫉妬してまうんよ♡こうなったらもう親分のことしか見れへんように、閉じ込めるしかないやんか〜♡」
「何言ってんだよッ!ひっ…こんなの俺が知ってるスペインじゃないっ…前のスペインに戻ってくれよぉ!」
「前、やて?親分に前も今もあらへんよ〜♡」
「これからはずーっと一緒に暮らそな♡親分なしじゃ生きられない体に躾直すから安心しとき♡」
「…ッ!やっぱりお前っ、!” 変 “だぞっ…!」
「これが親分なりの” 愛 “なんよ…♡」
「愛してるで、ロマ♡」
あれ、最後に太陽を見たのって、いつだっけ…?
THE END
お疲れ様でした!!
ここまで読んでくれた方ありがとうございます!
個人的に親分は少しというか、かなり狂ってて欲しいタイプです!ペド分とかマジで好きです!!キモいくらいがちょうどいい!
コメント
2件
え、なんか心がグイッてなった(?)すきです!