田丸の言葉は、まるで俺の心の奥底を見透かしているかのようだった。
「そんなわけ…っ」
俺は必死に否定しようとするが
声は震え、言葉は途切れる。
「おっ勃てといてなにいっとんねん」
田丸は俺の言葉を一笑に付し、そのまま俺のパンツの中に手を入れてきた。
温かい指が、直接俺の性器に触れる。
その瞬間、全身の血液が一気に下半身に集中するような感覚に襲われた。
「んん……!ばかっ…やめっ…ろ!」
俺は必死に抵抗するが、その指は、まるで獲物を捕らえたかのように俺の性器を弄び始める。
「気持ちよくなりたいんやろ?」
田丸の甘い声が、俺の耳元で囁かれる。
その声は、俺の理性をさせるかのように甘く響いた。
「うっせ…」
俺は、精一杯の睨み付けを田丸に浴びせた。
しかし、それは逆効果だったらしく、余計にこいつを興奮させてしまったようだった。
田丸の瞳の奥に、さらに強い欲望の光が宿る。
「素直やないな〜」
そう言って、田丸は俺の後孔に指を入れてきた。
温かい指が、ゆっくりと…しかし確実に奥へと侵入してくる。
そして、的確に俺の弱い部分を責め立ててきた。
「ひぁっ……ああっ!そ、そこ…っ!」
思わず、喘ぎ声が漏れる。
今まで感じたことのないような、強烈な快感が、俺の全身を駆け巡った。
「ここ好きやもんな?」
田丸の声が、俺の理性をさらに揺さぶる。
その言葉は、まるで俺の私めた欲望を暴き立てるかのようだった。
そう言って、さらに激しく攻め立てられて、俺の体は快感に震える。
「やっ、いや、待っ……」
俺は必死に抵抗しようとするが
その声は、もはや懇願に近いものだった。
「やだじゃなくて好きやって言うてみ?ほれ」
田丸は、俺の言葉を無視し、さらに煽るような言葉を投げかけてくる。
「やだあっ……んっ…」
俺は、もはや言葉にならない喘ぎ声を漏らす。
「強情やな」
そう言って、今度は中に二本の指を入れてきた。
「あっ……?!」
そして、その指をバラバラに動かし始めた。
内側を掻き回されるような感覚に、俺の体は激しく
痙攣する。
全身の神経が、その一点に集中する。
今まで感じたことのないような、強烈な快感が俺の体を支配していく。
「ビンゴか」
田丸の声が、俺の耳元で響く。
その声は、まるで悪魔の囁きのように、俺の理性を蝕んでいく。
「やっ…あ”っ…♡」
俺は、もはや言葉にならない喘ぎ声を漏らす。
「いい声やなぁ」
田丸は、俺の反応を楽しんでいるかのように優しく、有無を言わせない声で囁いた。
「そ、それ、やだぁ……っ」
俺は、最後の抵抗とばかりに叫んだ。
しかし、その声は、もはや快感に溺れた喘ぎ声にしか聞こえない。
「嫌じゃないやろ?」
そう言って、更に激しく攻め立ててくる田丸に、俺の理性は完全に崩壊した。
「ふっ……あっ…そこ、きもちぃ……っ」
俺の口から、本音が漏れ出た。
その言葉は、俺自身もじられないほど甘く
そして淫らな響きを持っていた。
「ん?なに?」
田丸は、わざとらしく聞き返す。
その顔には、満足げな笑みが浮かんでいた。
「それぇ…きも、ち……っ」
俺が羞恥心に顔を赤くしながら、快楽に溺れた本音
を零すと
「聞こえへんで」
田丸は、さらに俺を煽った。
それでも俺はもう快楽しか求められない頭になっていた。
「……っ、そこ、もっ…と動かせ、よ…気持ちよく、してくれんだろ……っ?」
だから俺は開き直って、俺はそう言葉を投げかけてやった。
もう、どうにでもなれという気持ちだった。
「ふっ…ほな、今日はお前が気絶するまでガン突き
してやるわ」
田丸は、満足げに笑い
その言葉通り、俺の体をさらに激しく責め立ててきた。
その夜
俺は何度も意識を手放しそうになりながら、田丸の欲望のままに抱かれ続けた。
◆◇◆◇
翌朝
重い瞼をゆっくりと開けると、そこは見慣れない部屋の天井だった。
一瞬、どこにいるのか分からず
ぼんやりとした意識の中で思考を巡らせる。
しかし、すぐに昨夜の出来事が鮮明に蘇り
ここは田丸の家で、彼に抱かれたまま眠ってしまったのだと察した。
体を起こそうと、腰をゆっくりと動かした
そのときだった。
(……ん?)
アナルに、妙な異物感を感じた。
それは、まるで何かがまだ中に残っているかのような、奇妙な感覚だった。
嫌な予感がして、恐る恐る後ろに視線を向けると
そこにはじられない光景が広がっていた。
俺の背中には、田丸がピッタリと抱きついていて
しかも田丸のペニスが、まだ俺の中に挿入されたまま眠っていたのだ。
「こ…こいつ……っ」
苛立ちと、呆れと、そしてどこか諦めにも似た感情がごちゃ混ぜになって俺の心の中で渦巻く。
しかし、深く眠りこけている田丸を起こすのがなぜか申し訳ない気持ちにもなり
しばらくはそのまま大人しくしていることにした。
彼の温かい体温が、背中から伝わってくる。
しかし、しばらく経っても、田丸は一向に起きる気配がない。
さすがにこのままではいられない。
俺は意を決して、田丸の体を揺さぶった。
「おい、起きる」
俺の声に、田丸はうっすらと目を開け
ん、と唸った。
まだ眠気が残っているようだ。
「お前なんでまだ俺のケツに挿れてんだよ…」
俺は、呆れたような声で問い詰めた。
「あぁ…忘れとった」
田丸は、まるで他人事のようにそう言って、ようやく俺の中から引き抜いた。
その瞬間、解放されたような安堵感と同時に
どこか寂しいような、複雑な感情が体を駆け巡った。
「たく……っ」
俺は悪態をつきながら、ベッドから降り、風呂場へと向かった。
シャワーを浴びて、昨夜の痕跡を洗い流そうと体を洗っていると
突然、風呂場のドアが開く音が聞こえた。
振り返ると、そこには全裸になった田丸の姿があった。
「なっ!?何してんだよ!」
俺は驚きと同時に、羞恥心に顔を赤くした。
しかし、田丸は俺の驚きなど構わず。
「俺も一緒に入るわ」
「は……?」
そう言って、勝手に風呂場に入ってくるなり
俺の背後から抱きついてきた。
「ちょっ……離れろよ!」
温かい体が密着し、湯気で熱くなった肌に、彼の肌が触れる。
俺は抗議の声を上げたが、なぜか抵抗する気にはなれなかった。
その俺の態度を、田丸は調子に乗ったと解釈したのか、さらに強く抱き締めてきた。
(こいつまじで懲りねぇな……)
心の中で悪態をつきながらも、俺は諦めて
大人しく彼の腕の中に収まることにした。
「あ”~もう最悪だ」と嘆く俺に対し
「これぐらいええやんか。お前もそのうち俺のこと大好きになっていくと思うで?」
自信満々に言い放ってきて、さらに腹が立ち
俺は顔に熱が帯びていくのを肌で感じ、そっぽを向くことしか出来なかった。
コメント
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いやああもう最高です続き待ってます