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「 キスの部屋  」



『 ……え、 』

僕は口から声がこぼれた


 『 ぱぱっとやります? 』

めめさんがそう言った

 


 『 え、……あ、はい、………… 』


出るためには仕方ないと思い僕はファーストキスを奪われた


 『 …… 』


 『 扉開きましたよぜんこぱすさん   』

 『 え、あ、はい、 』


動揺しすぎて声も出なかった




ーーーーーーーーー





次の部屋にて


助けるならどっち


『 ボタンありますね 、紙……?』


 『 あ、ほんとだ、 』


テレビにある映像が流れてきた

その映像にはLatteがどこかに倒れているのがわかる

『 Latteさん……? 』


そしてもうひとつ映像が流れてきた


同じようにどこかに倒れている茶子さんだった



 『 ? 』


見ていてわかる……めめさんが珍しく混乱しているのを……


 部屋に残り30秒と流れてきた



 『 めめさん……やばいですよ……早く、 』

 

 『 で、でも、これどっちかしか助からないんじゃ 』

 

『 … 』

 

 『 ……めめさん……!! 』

 

 赤の方のボタンを僕は押した


時間が来てしまった


 映像にはLatteがうつっていた

もう片方ではなにか、ガタンっという音を出しながら、茶子になにか近づいてきているようだ

 

とっさに僕はこの後どうなるかがわかった……察したくないが、……わかってしまった、……僕はめめさんの、目を手で隠し見えないようにした、


その後鈍い音が響いた





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