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「だ、だから!しょ、処女を卒業したいの…!」
きょとんとした表情でこちらの様子を恐る恐る伺う花子さんは私がそうもう一度大きな声で叫ぶと、言葉の意味を理解したのか、急にブワァぁっと赤面した。
「しょ、しょ、しょ、処女って……!」
願い事が刺激が強すぎたのか、花子さんはあからさまに混乱を隠せない様子だ。
「そ、そうよ。何か悪い?なんでも叶えてくれるんでしょ。は、早く叶えてよ…。」
私は慌てふためく花子さんの様子を見て、改めてなんでこんなまだ幼い少年にそんなお願い事を暴露したのか自分でも分からなくなって、急に恥ずかしくなってきた。
「う〜ん…。なにか代償一つと引き換えに、生者の願いを叶えるのが俺の役目なのは確かにそうなんだけどさぁ…。」
「う〜ん…」と頭を抱えながら花子さんはこちらをチラッと見て、すぐに目を逸らし申し訳なさそうに私に次の言葉を放った。
「そ、その、君のその願いって…もっと大切にしたほうがいいんじゃないかなって…。」
何者か得体の知れない少し身体の透けた少年は私と目を合わせることなく、そう呟いた。
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「ねえ、いいから。試しにさ、…?」
)))ビクッッ
まだきちんと触れられてはいないが、何かを感じたのか花子さんは赤面したまま私に触れられそうになり、ビクッと身体を震わす。
「身体触れられない…?」
私は花子さんの透ける学生服の胸にそっと手を置き、少年を挑発するかのようにいやらしく触った。花子さんがその気になればきっとこの願いも叶えてくれると思った。
「ん…ッ、今触れられてないのになんかゾクゾクするから俺がその気になれば触れるけど、ダメ…。」
赤面し、目を瞑って私の手から退こうとする少年。
お願いして、誰かイケメンの大人でも召喚してもらってコトを致すつもりだったけれど、可愛い反応するしこのお化けとすれば黒歴史も残らないし誰かに噂されることもないし、好都合だと思った。
「ふ〜ん…。生者の願いなのに叶えてくれないんだ?」
「だって、それは…!君の為を思って…!」
「だからこれ以上はダメ!」とそのムードを必死に壊そうとする花子さん。なんか、面白くなってきちゃった。私はそんな少年に近寄って囁く。
「じゃあ、お願い変える。君と…..花子さんと…..
セッ○スしたい。
___私のハジメテもらってくれる…?」
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