ご本人様とは一切関係ございません
カプ要素なし
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「ほ、しるべ?」
後ろから名前を呼ばれる
初めて聞く声、、
いや聞いた事あるような気も、、
振り返ると青髪の青年が目に映る
「誰…ですか??」
思ったことがおもわず口から出る
青年は面をくらった様子だ
なんでっと小さく口にしたがその後に言葉はなく黙ってしまった
中途半端に上がっていた手を下におろし強く
拳を握る
人違いでした、と絞りだした様な声で青年は言った
青年はパッと身をひるがえし早足で去っていく
なんだかもやもやして今度は俺から声をかけるが 振り返ってくれない
なぜか少し焦って手を掴んでしまった
「は…?」と青年が声を漏らす
悪いことをしたと思いながら
「あっすいません名前だけ伺っていいですか??」と問う
青年は少し俯いた後顔をあげて”小柳ロウ”とだけ言い僕を見つめる
俺が顔を歪ませると寂しそうな顔をして去っていく
その青年のことを引き止めるとこも出来ずに俺は立ち尽くした
こやなぎ、、ろう
知らない名前知らない声知らない顔のはずなのに知っている気がしてならない
その顔も服装も声も全部ぜんぶ、、
嗚呼思い出せない
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