鬼舞辻無惨…あいつを許さない
私の人生は12歳で変わった。元々妹と二人暮らしで、妹は私の唯一の家族だった。
唯一の家族の妹は鬼にされた。あの子が鬼になりたいと言ったわけないのに…
私は妹を殺せなかった。鬼殺隊なのに。どうしても殺せなくて涙しか出なかった。
鬼はもう二度と人間には戻れない。もう妹の笑顔を見れないと思うと立ちすくむしかなかった。
妹が私に攻撃しようとした時、富岡様が来て、妹を斬って…それ以上の記憶はない。
私は倒れて、胡蝶様の蝶屋敷にいた。
「すまない…」横を見ると富岡様がいてこんなことを言ってくるのだから驚いた。
「いえ、富岡様は鬼殺隊として当然な事をしたまでですから…」
「これを…」妹がつけていた簪を差し出された。
「あ、ありがとうございます」なんとか声を振り絞ってそう言った。涙が止まらなかった。
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