サボってました、申し訳ございません。
でも友達があんな酷い目に遭ってたら書けませんて…笑笑
どうかお許しを…
あとなんかまじスランプすぎて…
今回短めかも
ではどうぞ。
注意事項は1話 です。
四季
『遊摺部は〝内通者〟なんだ。』
京夜
「…え、いやいやッ…嘘でしょッ、?」
花魁坂の声が震える。
否定の声が、現実の冷たさに押しつぶされる。
無人
「………」
無陀野の沈黙が、逆に事態の重さを強調する。
時計の秒針だけが、ひどく大きく時を刻むように感じられた。
京夜
「だって、ちゃんと協力的だったじゃんッ…
嘘でしょ、冗談なんでしょ、、?」
早口で弾ける言葉。
嘘であって欲しいという願いが、言葉の端々に滲む。
四季
「…嘘だったら、良かったのにな…」震声
震える声が、小さな痛みを含んでこぼれる。
京夜
「っ……」
息を詰める。誰もが次の言葉を恐れている。
無人
「…そうか。」
(…俺の目も未熟になったな…)
内心で短く呟く無陀野。
言葉にしない反省が、その表情に重く沈む。
四季
「…でも、それは洗脳を受けて、だ。」
四季が言葉を補う。
言葉に理屈を載せることで、自分自身を納得させようとするような口調だった。
京夜
「洗脳…」
空気がまた薄く震える。
「洗脳」という単語が、見えない線を引いていく。
四季
「…妹のためにあいつはここに来た。
そして桃太郎に頼るほど。
まだ、妹が生きてるかもしれねぇ。」
その告白は、遊摺部の人となりに光を当てる。
単なる裏切りではなく、救いを求めての行動かもしれないという可能性が、場に柔らかい、しかし残酷な希望を残した。
無人
「…それはどこだ。」
無陀野は即座に次の行動へ思考を移す。
四季
「杉並区。桃際右京のところだ。」
四季の声に確信が部屋に飛ぶ。
地名が出ると同時に、空気が現実へと引き戻される。
京夜
「え、右京の能力って身体強化じゃないの?」
驚きが顔に出る。
右京の“能力”が重要な鍵となると花魁坂は直観する。
四季
「いや、洗脳だ。」
四季が短く断言する。
右京の能力の性質がここで意味を持つ。
京夜
「どうする、?
遊摺部君、今呼ぶ、?」
花魁坂はすぐに行動に移そうとする。
感情の高まりが、思考を急がせる。
四季
「…いや、洗脳は右京が解かないと終わらねぇからなぁ…
だから意味はない…」
苦渋の判断。四季の声の端に、無力感と苛立ちが混じる。
無人
「だが洗脳を解くのも時間の問題だろう。
今ここでチンタラする方が意味が無い。
だから今日、杉並まで行く。」
無陀野の決断は静かだが断固としている。
彼の口ぶりに、現場を預かる者の覚悟がにじんだ。
四季
「いや、まじかよ…?」
戸惑いの吐息。思っていた以上に事態は早く動き出す。
無人
「効率がいいところから行く。
内通者がいるならそちらから消していく。
危険だからな。」
無陀野の言葉は冷徹に響く。
状況を最短で収束させるための合理的な手順。
四季
「ほんと、全部捻じ曲げられるわ…w
…行くのは俺らと遊摺部だけだからな。」
四季は苦笑い混じりに現状を呟く。
皮肉で笑いを作って現実の痛さを和らげようとしている。
無人
「あぁ。」
京夜
「他の生徒はどうするの?」
無人
「それは問題ない。
幽と波久乱に任せる。」
無陀野はすぐに人選して進める。
京夜
「猫咲に出来るのかな…」
花魁坂は若干の不安を口にする。
四季
「印南さんは問題無さそうだけどな。」
四季は冷静に評価する。
仲間の力量を即座に測る目がある。
無人
「…………問題ない。」
間を置いた、重い肯定。
京夜、四季
「すっげぇ/すごい間空いたけど…」
二人が同時に感じたその沈黙は、場の緊張が和らいだかのようで、実は一瞬の整理だった。
無人
「問題ない。」
四季
「…まあむだ先が言うならいいか…」
無人
「あぁ。」
四季
「んじゃ遊摺部連れてくるか!」
四季の声に行動力が戻る。
決断は既に次の動きへと変わっていた。
無人
「あぁ。」
四季
「俺行ってくるわ!」
京夜
「うん、任せたよ。」
短い見送りのやり取り。
花魁坂の目には心配が残るが、信頼がそれを抑える。
四季
「…にしてもあいつ、どこいるんだ~…?」
周囲を見回す四季。
目の端に訓練所の雑然とした景色が映る。
水鶏
「一ノ瀬?」
漣の声が呼びかかり、足を止める。
四季
「おぉ、漣!」
水鶏
「お前どこいくんだよ?」
四季
「遊摺部探してたんだよ。
どっかで見なかったか?」
水鶏
「遊摺部ってあの眼鏡か?」
四季
「あぁ、そうだ。」
水鶏
「それなら訓練所にいたぞ。」
四季
「お、まじか。さんきゅ!」
水鶑
「あぁ。」
短いやり取りの中に、仲間同士のテンポと軽さが残る。
四季
「遊摺部ぇ~!!」
四季の声が訓練所に響く。
探す声は必死で、どこか温かみがある。
従児
「四季くん?どうしたんですか?」
四季
「 お~、まじでいた。
ちょっと着いてきて欲しくてよ~!」
従児
「え?いいけど…」
遊摺部の戸惑いが素直に出る。
まだ若さが残るその反応が、場を和らげる。
従児
「四季くん、どこ行くの?」
四季
「え、むだ先とチャラ先のとこ?」
従児
「えっ、?」
四季
「まあ要件はあとで話すからよ!」
従児
「う、うん…」
遊摺部は戸惑いながらもついてきてくれる。
雰囲気はまとまりつつあるが、目的の重さは変わらない。
四季
「連れてきたぞ~!」
無人
「あぁ、ありがとう。」
京夜
「ささ、遊摺部君座って!」
従児
「あぁ、はい、、?」座
遊摺部の周りに空気が張る。
普段の和やかさとは違う、引き締まった空気。
四季
「…どうする?」
従児
「え、なんですか、、なにこの状況…?」
緊張と混乱が同時に走る。
無人
「遊摺部、今日の夜から杉並区へ行く。」
無陀野の言葉は静かだが、辞令のように重い。
遊摺部の顔から血の気が引いていく。
従児
「…え、、?」
京夜
「妹さんを救うためにここに来たんでしょ?」
花魁坂は正義感と同情から問いかける。
遊摺部の顔に複雑な感情が滲む。
従児
「そ、そうですけど…
なんで知ってるんですかっ?!」
驚きと不安。言葉は震え、必死に理由を求める。
四季
「言ったろ?俺は人生2回目だって。
だからお前が内通者ってことも知ってる。」
四季の告白は唐突だが真実味がある。
彼の経験が、言葉に重みを与える。
遊摺部の視線が揺れる。
従児
「っ、、?!
なら処分しないんですかっ、?」
恐れと怒りが混ざる問い。
単純な正義感が、裏切りの深さを呼び起こす。
無人
「だから杉並へ行くんだろう。」
無陀野は淡々と答える。
行動が伴うということを示すだけだ。
従児
「はっ、?意味が分かりませんっ…」
なにかを考えようとしても遊摺部の脳は理解が追いついていない。
無人
「右京に洗脳を解いてもらう。
そしてお前の妹も救う。」
無陀野の言葉に、救済と裁きの両方の意味が込められている。
救うために行き、誤りは正すという論理。
京夜
「まあ生きてたらだけど…」
慎重な一言が付け加えられる 。
希望はあるが確約はできないという現実。
従児
「っ、そんなことしていいんですかっ、?」
倫理と現実がぶつかる場面。
遊摺部の戸惑いは自然といえた。
四季
「仲間を救うためならやる。」
四季の言葉は単純だが重い。
仲間を守るという最も純粋な理由が、ここでの決断を正当化する。
従児
「っ……」
四季
「それにお前、まだなんも悪いことしてねぇだろ?」
従児
「そう、だけどっ…」
四季
「ならいいんじゃね?」ニカッ
四季の笑顔は無邪気で、それが救いの光のように見える。相手を安心させるための明るさだった。
従児
「っ…」
無人
「大我と紫苑に連絡をする。
お前らは直ぐに行く準備をしろ。」
指示は簡潔で、迅速さを求める。
時間が経てば経つほどリスクは増すのだ。
四季
「あぁ。」
従児
「…はいっ…」
京夜
「俺は猫咲に連絡しとくね。」
無人
「あぁ。」
連絡が走り、皆の動きが一気に現実の行動へ変わる。
四季
「遊摺部、内通者だったからって背負うんじゃねぇぞ。」
従児
「!…四季くん…」
四季の言葉に、優しさが混じる。
重荷を一人で抱え込むなという、仲間からの救いの言葉だ。
四季
「俺はお前の優しさ知ってっからよ!
もし死んでても、かっけぇお前を見たがってるぜ!」
笑いを誘う冗談を混ぜて場を和らげる。
四季の気遣いは、緊張をほぐす潤滑油だ。
従児
「うん、ありがとう…」
四季
「おうっ!」
☂.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ☂.·
全然短くなかったわ…
いつも通り5000文字付近…
皆様お疲れ様でした…
長すぎるかな、、?
ちょと短めにしとこかな、?
どっちのがいいですかね?
よければコメントお願いします!!!
それでは!!👋👋
おやすみなさい!
コメント
21件
みずー!早速5000も書けるなんて✨️めちゃ最高!めっちゃ話のつなげ方上手いんだけど!! 長さはみずの書きたいままでいいからね!!٩(๑òωó๑)۶
うみの小説やっぱ面白いなぁ(*'▽'*)楽しみに待っとくね(*^▽^*)
最 & 高 !!! みずの小説めっちゃ好きだから俺がサポートしてあげたいぐらい 🙃 でも次の回ネタばれ食らうかもだから見れないかも ~ ! ごめんね 😖