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『午前2時の窓』
大学生のBさんは、引っ越してから毎晩、向かいのマンションを眺めていた。
ある部屋に、いつも女が立っている。
夜11時になると現れ、何時間もこちらを見ている。
ある夜、Bさんが手を振ると、女も手を振り返した。
それから二人は、毎晩手を振り合うようになった。
ある朝、Bさんはニュースを見て驚いた。
**「昨夜、向かいのマンションで女性が死亡」**
記事に載っていた部屋は、あの女がいつも立っていた部屋だった。
「じゃあ、俺が毎晩見てたのは……」
Bさんは怖くなり、その夜からカーテンを閉めた。
しかし午前2時。
**コン、コン。**
窓を叩く音がした。
7階なのに。
恐る恐るカーテンを開ける。
窓の外には誰もいない。
ホッとした瞬間、スマホに写真が送られてきた。
写真には、Bさんの部屋が写っている。
ベッドに座っているB。
そして、その後ろに――
**窓の外からこちらを覗いている女。**
Bさんは慌てて振り返った。
もちろん誰もいない。
もう一度スマホを見る。
写真の女が、少し近づいている。
さらに一枚。
もっと近い。
そして最後の写真。
女の顔が、Bのすぐ後ろにある。
メッセージが届いた。
**『毎晩、私を見てくれてありがとう』**
Bは震えながら窓を見た。
すると、向かいのマンションの窓に――
**今度はB自身が立っていた。**
こちらを見ながら、手を振っている。
その瞬間、Bさんは気づいた。
女が見ていたのは、向かいの部屋ではない。
**ずっと「窓に映ったBさん」を見ていたのだ。**
そして今、窓の外にいる「B」は、
**本物より先に手を振っていた‥**
コメント
1件
うわ、めっちゃ背筋冷えたわこれ…!「ずっと窓に映ったBさんを見ていた」ってオチ、脳裏にガツンと来たね。7階で窓叩く音とか写真が近づく恐怖描写も解像度高くてゾワゾワした。泡魔璃んなちャ_🫧🩵のホラー、構成がほんと巧いわ。続き読みたい🔥