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らん視点
緑髪は言った。近づくなと。
狂愛にも思える家族愛は俺の中では少し淋しく感じた。
羨ましいのかもしれない。
拒否しているのかもしれない。
か
ただ、昔1回だけ母親に撫でられたことを思い出したのだけはわかった。
らん「ああ、近づかないよ。」
「そもそも、関わるつもりはなかったからね。」
すち「それならいいです。まあ、手当てはします。一応、助けてもらったので。」
らん「別にいーよ。まあでも、君のその愛が行動が間違いじゃないといーね。」
すち「・・・・・」
いるま「すち、説明しろよ」
すち「今は、言えない。」
いるま「ふざけんなよ!!ひとりで突っ走るなよ!」
すち「ごめん。」
みこと「すちくん、、、?」
すち「!みこちゃんは聞かなくていいから。」
らん「まあ、あとは5人で話せ。」
そう吐き捨て、リビングをあとにした。
あ、結局手当はなかったな。少し寂しさを感じたのは一生の内緒ということにしておこう。
俺だって人の心があったんだなと痛感した。
それに安堵している自分もいれば、無関心になりきれない自分が嫌いな自分がいる。
おかしいけどそれが本音。
結局、本当はどっちなんだろうか。
自分では全く分からない。
でも思ったんだ。あの子達に俺のような人間になって欲しくないなって。幸い味方が多い分、まだ諦めてない。
だから、まだこんな俺でも彼らを救える気がした。
少しなら頑張ってみてもいいかもしれない。俺の人生に少しの善意があってもいいかもしれない。
とりあえず、親から逃げるしかないよな。だってどっちもやばいからな。
まあ、それをするなら金を貯めるのと仲良くなる必要があるな。
お金はバイトがあるからいいとして、あとはあの子らの悩みの根源を解決しないと。
そうと決まれば、誰からいくかだな。正直緑は闇が深すぎる。訳ありにも程があるな。
水色は、元気だから仲良くなるのは早そうだな。あと黄色も。でもなんか兄貴のことを”くん”付けなのが気になるな。
赤色は多分紫が俺に打ち解ければ行ける、気がする。そんな簡単な事じゃないけど。
今んとここんなもんか。
上手くいけるか分かんないけど、やるしかない。今までか捨て身だったし、いざとなったら身を呈してでも守る。
まあ、〇んだら警察きて捕まるだろ。
よし、それでいいか。
少しだけ真人間になれた気がした。俺だって買われるんだな。
守ってわかった。こんな痛いの味わって欲しくない。あんだけ冷たい態度とったけど、心の底では震えているあの子らを見るのが辛かった。
昔の俺と同じ気がしたから。
らん「しっかし、傷いてーな。」
すち視点
勢いで内緒にしていた話を言ってしまった。
でも後悔はしてない。らんとか言う人にはしっかりと区切りをつけてもらいたい。
俺はもう、誰も信じれない。弟たちを守れるのは俺だけだ。
そのために、沢山汚れた。兄弟を思うと何も辛くなかった。
なんだって耐えられる。
あと少しだから、待っててね。みんな。
らん視点
夜中に呼び出されることもなく、夜が明けた。
只今の食卓は最悪であった。
らん「それで、俺は何故座らされてるんだ?」
いるま「ちょっと黙ってろ」
らん「えーー」
俺関係なくね?と思いながらも従う。まだ、緑色に怒っているようだ。
いるま「すち、昨日のことそろそろ話せよ」
すち「兄さんでもそれは無理。」
いるま「そんなに頼りないか??」
すち「そういう問題じゃなくて!俺が言いたくないから。」
いるま「ッ!もういい。」
お互いがお互いを思っているが故に衝突が起こる。なんとも複雑なものだ。
結局俺を座らせた理由は教えてくれなかった。
いつも通り学校で過ごすことにした。
昼休みに購買に向かうと、騒がしい声が聞こえた。
少し様子を伺うとそこには見覚えのある姿が見えた。
赤色だった。未だに名前を覚えれない自分に呆れながらも、尋常じゃない様子に目を向けた。
誰がどう見てもいじめなのはわかったからだ。
らん「おい、何やってんだよ」
なつ「なっ、なんで、」
モブ「なんだよ、お前。邪魔すんなよな」
らん「そう。なら居なくなるから、その子の手離してよ」
モブ「は?何言ってんの?」
「お前も殴ってやるよっ」
らん「ぐっ。」
モブ「は、ざっこw」
らん「よし、正当防衛だな。お”らぁっ」
モブ「カハッ」
らん「ざっこおつ〜。保健室、行くぞ。」
なつ「・・・・・」
何も言わずに着いてきた。まあ、それだけでいっぽ成長だな。
保健室に先生がいなかったから代わりに俺が治療することになった。
らん「痛くても止めないからな。」
なつ「なんで、なんで助けたんだよ。」
らん「んー。まあ助けたかったから?」
なつ「意味わかんねーよ。」
らん「分かんなくていーよ。」
なつ「てか強くね?」
らん「そんなことはないだろ。ただ、親父を見てるからできるだけ。」
なつ「あ、そ。」
らん「今日はよく喋るな。」
なつ「わるいかよ。」
らん「別に?ただ、少し話せる仲になったかなって。」
なつ「!お前寂しいのか?」
らん「はっ?!ちげーよ!」
なつ「図星か?図星だろ!!笑」
らん「黙れ、ガキ」
なつ「やだね!」
らん「うぜぇー、」
なつ「ははっ笑」
らん「・・・。よし終わったぞ。」
なつ「おう。」
らん「今日、サボるか。」
なつ「は?」
らん「よし、サボろう。行くぞ!」
なつ「え、ちょ、ま」
らん「あ、お前名前なんだっけ?」
なつ「はああああ?!ありえな」
らん「覚える気が起きなかったんだよ」
なつ「なつ。」
らん「おっけ。行くぞ。」
そう言って、手を掴んだ。
握り返してくれた手は暖かった。
二面性の俺
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