TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

微BL表現あり,一次創作









ノ「__まさかこうなるなんて…ああくそ、あいつの提案なんかに乗るんじゃなかった!_おいファルス?聞いてるよな?」


そう大声で騒いでいる彼はノディ,


フ「…君の失敗だろう,自分の事は自分で何とかしてくれないか..」


それに対して冷たく煙草片手に反応する彼はファルスというらしい,


ノ「そんな冷たいこと言わないでよ…それで、ここまで話したら__僕が何を欲しいって言うか分かるでしょ?」


そう彼は席を立ってはファルスの方へ近付いて,


フ「…前にも話したが君に金を渡すつもりなんて全くない、余り調子に乗らない方がいい」


座った儘彼はノディの方を見向きもせずそう吐き捨て,


ノ「はぁ…君の唯一の親友であるこの僕が、宛もなく彷徨って野垂れ死,ぬ姿でも見たいのかい?」


少々呆れた様にしながら彼は不満気にそう話す,


フ「..生憎君がどうなろうと私には関係無い,此処を出て行きたいのなら出て行くといい」


彼は本を読みながらノディへ冷たく接し,


ノ「……あのさあ?僕への態度がそんなのでいいと思っているのかい?…せめて慰めてやろうとか思わないわけ?」


フ「何故私が君を慰める必要がある..君が私に何かしてくれた事はあったか?」


横目で冷たい視線をノディに送るファルス,


ノ「あ~…………まあ、色々やってあげてるじゃないか!」


フ「ほう..随分な物言いだな、金と言ったか?くれてあげようじゃないか、」


ノ「本当か!?ああ、やっぱり君ならそうしてくれると信じていたんだ!」


そうノディは態度が一変したファルスの言葉を信じ切っている様子,


フ「ほら..そこへ手を出すといい」


ノ「ああ、やっぱり君を信じていてよかったよ……」


ノディはファルスへ手を差し出し,


フ「…渡す訳が無いだろう?」


そう言えばファルスはノディの腕へ吸殻を押し付けて


ノ「ッッぁあ!!__くそッ、やっぱりあんたなんか信じるべきじゃなかった!」


フ「はは..君は相当な馬鹿らしい,私が君に金を渡すとでも?」


ノディの腕を掴み乍ぐりゞ斗吸殻を押し付け,


ノ「ああそうだそうだったな_ッ…僕が悪かったからもう辞めてくれ!!」


フ「..まぁ、これを機に君も反省するといい…」


そう言うとノディの腕を離して,


ノ「__ッ、はぁ……反省するにも、金が無いと何も出来ないって分かってるだろう?」


フ「本当に君は私が居ないと駄目なようだな..?」


ファルスも席を立ち上がり,くす斗笑いノディを見下して


ノ「はいはいそうですね、僕には君がいないとダメみたいですね!…はぁ、何が言いたいんだ?」


フ「ふふ..嗚呼、これ..今回だけだよ」


少し笑えばノディへ金の入った袋を渡して


ノ「!__ッはは…やっぱり、僕には君しか居ないようだね…」


苦笑いしながら其れを受け取って,


フ「..唯、これからは身の程を弁えた方がいいよ」


そう忠告しては,ライターの火を着け乍別の部屋へ歩いていくファルス,


ノ「__はぁ、僕がそんなことを言われて馬鹿正直に態度を改めると思っているのか?…まあ、考えてやらなくもない…」


ふっ斗少し笑えば封筒を片手に少々上機嫌そうなノディ.





END,次回予定あり


この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚