shk「………」
また布団にダイブして自分を落ち着かせる
俺の布団
いつもの二人で寝ている布団とは違ってきんときを感じない
shk「………はぁ….」
出てくる涙を必死に拭うが
涙は止まることを知らない
俺の不安を全て吐き出していくかのように
頬や服がどんどん濡れていく
shk「きんとき….ッ…」
彼の名前、
思えば俺は一目惚れだった
優しく、爽やかで、大人の色気がある彼に
俺は惚れた
付き合った当初はお互いたどたどしかったり
夜の誘いとかもお互い出来なかったけど
きんときが誘ってくれたり
会話もカップルらしく、仲良しらしくなってきて
俺達は支えあって5ヶ月過ごしてきた
でももしかしたら
冷めるのは案外早いのかも知れない
shk「……….」
俺は壁に飾ってある彼との写真を触る
遊園地に行ったときに撮ったものだ
お互いの宝物って馬鹿言って
笑って保存していた
きんときはスマホは結構触るけど
俺にも沢山構ってくれた
『無理に構わなくていいぞ…?』
と俺が言っても
「俺がしたいからしてるの」
と言われる始末
でも最近はスマホを触る回数が増えてきていて
俺を置いてどっか出掛けたり
電話めっちゃしたり
でも急に絡んで来たり
最近は様子が変だった
shk「………..」
彼の悩みも何かあったのかも知れない
でもあのLINEの女性は
どう言い訳をするんだろう
全て辻褄が合うんだ
家から出掛けていくのも
『次いつ家くる~?私はいつでもオッケーだよ😆👍❤️』
電話とかLINEとかめっちゃするのも
『あ、あとあの秘密は守ってね…?』
shk「……..ッ」
どう考えても
どう逃げようとも
俺の中を動いている文字は
“浮気”⎯⎯
shk「…….きん…っき……….」
掠れきった小さい声
でも確かにその声は部屋に響いて
俺の脳を狂わせる
なんで言ってくれなかったんだろう
その女性は誰だろう
俺の足りなかったことは何だろう
何をしたんだろう
どうして俺は気づけなかったんだろう
shk「…..ッ」
ガチャ
shk「…..ぁ…」
kn「………シャケ….?
準備…….し………..ぇ…..?」
すると急にドアが開ききんときが入ってくる
kn「…….しゃ….け….?」
きんときは困惑しきった顔で此方を見ている
あぁ俺、相当荒れた顔してんだな
shk「……….きん……とき….ッ」
言いたいことは山ほどあった
なんで冷たいのか
なんで浮気したのか
俺にいつから飽きていたのか。
shk「きん…ろ”き..ッ….」
涙と乾いた喉で可笑しな声が出る
最悪だ
俺たちの最後がこんな形だなんで
ガランッッ
おたまが床に打ち付けられる音と同時に
俺に一気に体重がかかる
shk「…えっ….?」
kn「シャケ…ッ..!ごめん…ッ…..ごめんね…!」
俺は状況を理解するのに時間がかかった
彼の匂いと体と声が一気に俺に降りかかる
kn「……ごめんね…ッ泣かせるつもりなんて一切なかったんだよ….ッ」
shk「….きん …ときぃ…ッ」
俺はどうなっているかを理解した
今は彼に抱き締められていると言うこと
彼は俺のことを心配していると言うこと
shk「….きんぅ…とき…ッ…」
俺はまた涙が溢れる
kn「….うん..シャケ大丈夫だよ…ッ….」
「俺は何処にもいかないよ….」
変だ
さっきまで言いたいことや聞きたいことや
もの申したいことがあったのに
何故かいまは
shk「…きんとき…ッッ」
ただ彼を求めてしまう自分がいた
短くてスミマセン….
沢山ハート下さると嬉しいです!
コメント
7件
最高ー!!! 好きぃぃぃぃぃぃ()
ああ最高です神様🙇🙏🙇🙏✨✨✨
押してダメなら引いてみる大好きなやつだ