よいしょ~!!
更新遅れて申し訳ありませんっ!
あ、あと卒業しました~
それではどうぞ~!
kn「……..シャケ…..ッ」
きんときに力強く抱き締められる
さっきから謝罪の言葉を流しながら
俺の首に顔を埋める
違う
俺は謝って欲しいんじゃない
理由を聞きたい
ただそれだけ
shk「…….ッ」
kn「っえ…..」
ぐいっときんときを引き離す
そして俺は困惑しているきんときに
涙で滲む視界をこすって
キっと睨み付ける
kn「……しゃ….け….?」
shk「なんでッ……なんで….ッ」
浮気を言わなかった
俺の愛をけなした
様々な感情が俺を困惑させるなか
ふつふつと込み上げる感情をベットに手のシワを作って落ち着かせる
shk「なんで…浮気なんて…ッ….したんだよ…ッ…..」
kn「……………え……?」
蒼く澄んだ瞳
いつも俺を見つめていた瞳が
今は薄く張る涙と長いまつげで覆われて
まるで困惑という海に呑まれたような
そんなサファイアの瞳を俺に向けていた
kn「…..な……に…言ってるの….ッ….?」
きんときの目が鏡のようになって俺の顔が反射する
いつの間にか俺の顔は
赤く荒れて青いきんときの目とは正反対に必死になっているのが見て分かった
shk「何って…..スマホ….見たんだよ….」
shk「…..美優….って……浮気相手だろ…..」
俺はもう諦めた
どうせ上手くいかない恋だったんだ
はじめから理解していたはずなのに
やっぱり別れは急に来るものなんだな
kn「……..美優………」
shk「…ッ……」
kn「………..」
shk「……….」
流れる沈黙
いつもは会話で聞こえない
チクタクと刻む時計の秒針の音が部屋に響く
shk「…..ッ」
何か言おうと、この空間から逃げようと
俺が口を開く
shk「あ、あn」
kn「….ごめん⎯⎯」
shk「……..え…っ….?」
遮るようにきんときの言葉が重なる
ごめん
その虚しい言葉を俺の中でループさせる
その言葉から導き出される答え
shk「………ッ…!!」
浮気⎯⎯。
kn「…….スマホ…………見たんだね…….」
きんときが語りかけてくる
shk「……………馬鹿野郎…ッ…..!!!!」
ぎしっとベットから降りる
kn「….え、えっちょ…!!シャケッ…!!!」
俺は逃げた
現実から
きんときから
俺たちの愛から
ばんッと乱雑にドアを開ける
今日で逃げるのは何回目だろう
俺、負けず嫌いなのにな
後ろから
「シャケッッッ!!!!!」
と、俺の名前を必死に呼ぶ声が聞こえる
後ろを向きたかった
きんときとしゃべりたかった
けど、
もう終わりなんだ
ドアを開けると
俺の心を表すような雨が地面を打ち付けていた
空から降ってくる雨の一粒一粒に
俺たちの思い出が写し出されているように見えて
その思い出が
地面に当たって砕けていく
shk「ッ……」
俺は
顔に着いた涙と思い出をを同時に拭って
kn「シャケッ!!待ってッッ!!!!」
俺を呼ぶきんときの声を背に
無我夢中でいつもより冷たい雨の中を駆け抜けていった
続きのモチベーションハート待ってます
コメント
9件
誰かの家行ったりして逆にきんとき嫉妬とか見てみたい←
卒業おめでとうございます! 中学校の仲間入りですね…?テストが待ってま((殴 すいませんでした。お話大好きです!
卒業おめでとう〜! 続き早く読みたーい!