テラーノベル
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数年後、桃太郎機関京都支部にて。
窓から優しく太陽の光が差し込む通路を四季と唾切が歩いていると、前に見知った顔が現れる。
四季「蓬さん!」
蓬「四季、と唾切先輩。」
唾切「おはよう、蓬くん」
蓬「おはようございます」
四季「蓬さん!前にね、教えもらった〜」
3人は話しながら仕事場に向けて、歩みを進めていく。
唾切「着いたね、じゃあ頑張ってくるね。」
四季「え〜、まだ一緒にいたい!」
蓬「ダメっすよ、危険なんすから」
四季「分かってるけど、」
唾切〔かわいいなぁ♡)
唾切「我慢できたら、今日の夜は美味しい物食べに行こう」
四季「!我慢する!」
蓬〔今日も唾切先輩は、四季にめっちゃ甘いっすね)
四季「じゃあ、頑張ってね!」
唾切「ああ」
四季と別れた2人は再び仕事場に向けて歩き出す。
唾切「行きたくないなぁ」
蓬「ダメっすよ、前にそれで四季に叱られたでしょ」
唾切「そうだけどさ、天使1人は心配だよ」
蓬「大丈夫っすよ、ここは桃太郎機関の基地なんすから」
唾切〔だから、心配なんだよなぁ)
四季はまだ炎鬼の力、鬼の力が出てないと言っても多分今世も鬼側だ。
だからと言って鬼の奴らに渡す気はないし、手放す気もない。
唾切「早く仕事を終わらせよう」
蓬「そうっすね」
唾切、蓬と別れてから1時間ぐらい経った頃。
四季は部屋の中にいるのも飽きてきていた。
唾切にワガママを言って連れてきてもらっている仕事場だが、暇を潰すものが少ない。
四季「外に行きたいなぁ」
四季はmobが殺されたあの日から学校、外に行ってない。
唾切が1人で出ない様、躾けていた。
出られるとしても、唾切が一緒にいる時だけ。
それでも、唾切がいない時に出てひどいお仕置きをくらっている。
四季「バレなきゃいいよね」
四季はワクワクした声を出しながら、少しのお小遣いをもち、部屋を飛び出した。
四季〔久しぶりに、1人で外出たな〜!)
四季は、心の中でそんな事を思いながら京都の街を歩いていた。
途中で、買い食いをしたりと楽しい時間を過ごしていると、途中から周りに人がいなくなっていることに気付く。
四季「ここどこ?」
四季の背中に汗が滲む。
携帯は持ってきていない、どうしようかと悩んでいた所、前にこの世で1番信頼できる人達の背中が現れ、駆け寄る。
四季「唾にい!」
唾切「四季!?なんでここに」
蓬「抜け出したんすか?」
四季「ゔ、ごめんなさい」
⁇「なんで、四季が、」
唾切〔あーあ、見つかっちゃったでも、♡)
終わり
コメント
8件
最高です!!続き楽しみにしてます!!