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私には流星(りゅうせい)という弟がいる。
まだ小学2年生。私は高校1年生になったばかりだ。
母親は物心ついた時からいなくて、おまけにこの村は人が少ない。
だから、父親がいなくなってしまった今でも近くに親戚がいないため、引き取ってもらうことが出来なかった。
「ほら、学校行くよ。」
流星とは、途中まで一緒の道だから同じ時間に家を出る。
電車に乗った後、いつもの景色を眺めていた。
何も変わらない。
少し変わったことといえば、昨日よりも多くの夏野菜が植えられていることくらい。
車内にいても、蝉の鳴き声がよく聞こえる。
流星は眠そうに目を擦り、外を眺めている。
当分、流星をどこへも連れて行ってあげられていない。
たまには息抜きとして、どこかへ連れて行ってあげたいと思っている。
「行こっか。」