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Qn …あなたの温もりを覚えている
温もりは消えた。この世界は冷たくなっていった。
Qn …繋いだ右手と触れ合う右肩と
触れたことすらなかった。
Qn …あなたの笑顔を覚えている
笑顔すら、未だに見たことがない。
Qn …ふと見せる暗い顔も素敵で。
暗い顔。
俺はそんな顔しか、見たことがなかった。
そんな俺は、人間であることに
酷く躊躇した。
この組織は”殺し屋”と呼ばれるものだ。
俺は、何年か前にこの組織に引き取られた。
なんでか?
そんなの、もう関係ない話だ。今の俺には。
とは言っても、思い出してしまうのだ。
一度きりの人生の中で、、、
俺の体は、今も身震いが止まらなかった。
これは、俺のあの日の記憶。
ミーンミンミンミンミンミンミンミン
蝉の鳴き声がうるさい。
俺の鼓動は、段々と速くなっていった。
両親の体温は、先程までまだ温かかったのに
今となっては冷たくなっている。
Qn …『……本当に、これで良かったの か…?』
??? …これは酷い。
??? …どうします? こいつら処理した方がいいでしょうか?
??? …いや、このままでいい。ここはもう時期我々で取り壊す。
??? …御意。
何日か経って、僕は学校に行けなくなった。
これで本当に良かったのだろうか…
7歳の時に両親を殺した。
自分の判断で。
そうするしか無かった。
苦しい日々からの解放は、
今になって果たされた。
…………のはずだった。
この世界が感情で溢れていると知ったのは、
俺が、あの人たちに出会う時まで___
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#我々だ