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████年█月██日.
貴方は”Interspace Liminality project.“の研究員です。
貴方は父親の代わりにこのILpの管理人を務めます。
貴方は職員達に指示や命令、確認、「実験体」の資料管理、そして代わりちゃんと管理人を務めなきゃいけません。
でも、至って管理人を務めるのは簡単です。
さっき言った通り、5つの仕事を毎日こなせばいいだけです。
簡単でしょう?
では、これから宜しくお願いします、
████・█████さん:)
████「はぁ…」
管理人が所持する馬鹿らしい高性能AI&Laptopがそう言った、
何故俺が管理人を務めなきゃいけないんだ?
仕方ない事ではあるが何故父さんは俺に頼んだのだろうか…。
俺はそれを考えながら管理室を出て、誰も居ない薄暗い廊下を一人でフラフラ歩いていた。
管理人を務めるといっても…最初に何をすればいいか分からなかった。
それと”実験体”ってなんだ…父さんは人体実験をしていたのか…?
████「うーん…」
頭が痛くなるまで考えていた、その時だった。
ドカッッッ
████「うわっ!?」
俺は誰かにぶつかった。
D.「あっ…ごめんなさい…大丈夫ですか?」
彼は手を差し伸べた。
████「いや…大丈夫です…」
差し伸べられたがそれを否定して自ら立った。
その時彼はこう言った、
D.「…もしかして新しい管理人さんですか?」
████「えっ!?」
████「あ…はい…?」
D.「あぁなら良かった…」
D.「初めまして、私の名前は███です。」
D.「気軽に”D”と呼んでください。」
急に話しかけられて困惑している俺を見つめながら彼はニコッと微笑んだ。
D.「私は貴方にここの研究所の案内をする事を研究長様に言われました。」
████「…お父さんにですか?」
D.「えぇ、そうです。」
D.「じゃあ準備はいいですか?」
████「…はい。」
彼は微笑んだまま後ろを振り向き歩いて行った、俺はDという人の後を着いて行った。
しばらくして薄暗い廊下を出て明るくて白い廊下に来た、俺はこう聞いた。
████「…ここって何をするんですか?」
D.「ここは子供達が楽しめるようなアニメや映画を作成する研究所です。」
████「…アニメや映画…?」
D.「えぇ、そうです。」
D.「そして私がディレクターです。」
████「…貴方がディレクター?」
D.「こんな研究員ぽい姿でディレクターは意外ですよね、でも私もたまに実験に参加するのでこの姿なんですよ。」
████「そうなんですか?」
D.「そうですよ。」
D.「そして時間が無くなってしまうのでそろそろもう行きましょう。」
████「…はい。」
D.「あ、それと…」
████「…?」
D.「これからも交流があるだろうし…そして意外と気が合いそうですし…」
D.「私達友達になりましょう!」
彼はパッと笑顔になってそう言った。
確かに友達を作らなければこれから先キツイだろう…。
████「…いいですよ。」
ここから友達になった。
█ヶ月だった頃だった、俺はもう管理人に慣れていた。
D.「██〜!」
████「何ですか?」
この時は友達ではなくもう親友になっていた。
D.「話聞いてくれ〜…!」
████「この私がDの話聞いてあげますよ?w」
D.「んだよそれ!?」
毎日ふざけ合う仲だった。
けど…
もうこの日常も親友も飽きた。