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wtの腐向け小説。

第2話 - wt smkn 🐉🪷

2025年06月16日

#wt

#WTBL

パンケーキ。

wt様の腐向け。

捏造・自己解釈を含みます。

※花龍世界線、生前の頃のお話。

港付近の薄暗い路地の裏。

静寂を切り裂く鈍い音。

握りしめていた藳差し銭には血が付着していない。

……外した！

「いﾞっ……！？ぅﾞ…てめぇやっぱり……！！」

「クソッ、何で避けれんだよ！？」

「大人しくしろ……もう証拠は揃ってんだ」

「てめぇはウチらとの契約破って、不当に稼いで！タダじゃおかねぇからな！」

色眼鏡をした男に銃を向けられる。

コイツが俺のことを狙っている理由は分かる。

しかし俺をそんな風にさせたあっちにも非があるじゃないか。

ただ俺は静かに商いをしていただけなのに。

バンッ！

「うぐっ、いってぇ……！」

弾は急所を逸れ左肩を掠める。

ここで反撃しなければ次は死ぬかもしれない。

相手が打たれた部分を抑え狼狽えている間に距離を詰める。

勢いに任せて突進し体勢を崩し、首に指を巻き付ける。

「な！？はなﾞせっ…！あﾞがっ……ぁ゛ぁ………あﾞっ………」

負傷しているにも関わらず首を絞めている手を力強く握られる。

「っ……いい加減死ね！目障りだ！」

「おﾞっ！？ぐあﾞ……ぁ゛…………ｯ〜〜～～…………」

……次第に腕の痛みも消え、気付けば青い瞳は隠れていた。

だが死んじゃいない。

そしてコイツは磋牙の刺客。

ここで下手に始末すれば俺に危害を加える輩が増え、虎ノ粉のやり取りもより難しくなる。

どうすれば。

あ。

丁度コレ持ってるし、すればいいんだ。

裕福な貿易商には虫が湧きやすい。

だから護衛が必要。

そうだろう？

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

磋牙との契約を蔑ろにして甘い蜜を啜る貿易商がいるらしい。

だから抹消を企てていた。

しかし不意打ちは避けられなかった。

急に物陰から出てきて急所狙いやがって。

そしてここはどこだ？

首絞められてその後は……

抜け出せた、わけではない。

木材で造られたかなり小さな部屋。

家具は棚、長椅子、天蓋付きの寝台のみ。

そして香が焚かれている。

「起きたか。」

「殺す……」

「おー怖いw」

「この状況分かってる？」

……殴りかかろうとしたものの手首は縄で固く縛られている。

足首もだ。

「……何するつもりだ。」

「別に殺めたりはしないさ」

「奴隷にはなってもらうけど。」

「あﾞ？」

「コレ見て、すんごく気持ちよくなれるクスリ、虎ノ粉とか遠い国のアブナイ実とか混ぜて作ってもらったヤツ」

「……お前まさか…っ」

頭を鷲掴みにされ粉を口内に投入される。

吐き出そうと試みるも口を塞がれ次第に唾液に溶けてゆく。

てか死ぬほど不味い！

「取り締まる側がクスリ飲んじまったなぁ？」

「死ね……ころ、す……」

何だ？

唐突に高揚感が高まる。

身体は熱を帯び視界はぐらぐらと定まらない。

効果がもう出始めている……？

「クスリは一回知ったら戻れないぜ？よく知ってるだろ？」

「っ……」

「我慢してやんよ……」

「へえ、威勢良いじゃん」

「ちょっと試してみるか。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ハーッ♡ハーッ♡」

「もうダメそうじゃないすか？w」

「うっせぇっ！/」

興奮が止まらない。

何故か自身のモノも激しく主張をしている。

さしずめ虎ノ粉だったり知らん成分の何かが混じった強壮剤のようなものか。

「磋牙の方がこんなすぐ堕ちていいんすかー？」

「だまれだまれだまれっ！//」

「そんな口悪くしていいと思ってる？」

首に腹黒い貿易商の指がまた触れる。

段々と締め付けられる。

「んぁﾞっ、あﾞ、あﾞっ…ぁ゛あﾞっ♡」

酸素が足りない。

このままだとまた意識を飛ばしてしまう。

「んむ！？んﾞーっ！//んﾞっ！/んﾞんﾞっ！？//♡」

「全く息吸えないなぁ？でも気持ちいいだろ？」

そう言い一度口を話すもまた舌をねじ込んでくる。

「んﾞっ〜♡♡んﾞーっ！//んﾞ、んﾞっ！！？♡♡」

「あーあ、イッちゃったw」

「あﾞぁﾞぁﾞぁﾞっ！！//殺す！絶対殺す……！///」

「ってめっ……！？離せ！//何すんだよ！？」

「セックスすんだよ」

「あﾞぁﾞ！？イカれてんのか！？そっちこそクスリのせいで頭馬鹿になってるだろ！！」

「いﾞっ……まて/てめぇ童貞だろ…こんな野郎で、捨てんのか？」

「逆に有名な磋牙の構成員の処女を奪えるのも良くない？」

「嫌なら逃げれば？拘束解いたよ？」

クスリで力入らないの分かって言ってんな。

てかケツに指入ってる感覚気持ちわりぃ。

「解すのめんどいしこれくらいでいっか」

いや、男のヤツ挿れるのにこれしか解さないとか頭悪いのか……？

「挿れるからな」

「いﾞっ〜〜！！？」

「やば、血ぃ出てる」

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。

組織で傷を負ったとき、貿易商に頭をやられたときより遥かに痛い。

「ぃﾞっ……ぬﾞけっ、カハッ…ぁぁﾞあﾞっ……ぅ…」

「すぐ気持ちよくなるから待て。」

待ってられない。

震える手に今出せる最大の力を込め前進しようと試みる。

少しでも入っている部分を無くすために。

「待てっていったじゃん。」

少し抜けたと思ったところで腰を掴まれる。

まずいっ……

ばちゅん！

「んﾞおﾞぉﾞぉﾞぉﾞっ！！？//♡♡♡まﾞっ♡いだいﾞっ♡♡おﾞっ//ぬけよﾞぉﾞっ！//♡♡」

「やっとここまでクスリ回ったじゃん、良かったなぁ？♡」

痛いはずなのにめちゃくちゃ気持ちいい。

奥の奥までゴツゴツと何度も突かれる。

クスリのせいとはいえここまで感じている自分が情けなくなってくる。

「おﾞぉﾞっ！！♡♡いﾞぐっ♡♡イクッ……/////」

「喘ぎ声汚いなぁ……w」

血が回りすぎて鼻血も出ている。

白い布に真っ赤な血が染み出す。

「あーあ、洗っても取れないじゃん……この布高いんだよなー、弁償してもらわないと」

「あﾞっ〜〜〜！！？♡♡♡♡♡♡♡まﾞっ♡イグッ！♡♡」

「俺のために働いてくれるもんな？磋牙に俺の存在内緒にしてもらうとか、邪魔なヤツ殺すとか、出来るよな？」

「だれがっ、ぁﾞっ♡てめぇﾞのいうこと……！///♡んあﾞぁﾞっ！？♡♡♡♡」

「今決めなくてもその内働きたいって思えるからいいよ。」

そう一言残し無言で最奥に出される。

「おﾞっ……！♡♡♡♡♡♡♡♡ぉ゛おﾞっ//ぉ゛っ♡♡♡♡」

薄れゆく意識の中で先程の言葉を反芻する。

『その内働きたいって思える』か……。

どうせクスリに依存するとでも思ってんだろ。

確かに身体にクスリの効果は出てしまったが取り締まる側で依存なんて有り得ない。

とにかくはやくここから抜け出す手立てを考えなければ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

数日後

「お願いっ、クスリ…ください……！」

「無理。」

「なんでぇ……！？ぁぁ、変な声聞こえる…！大丈夫、お兄ちゃんここにいるから……！絶対に助けてあげるからね……！？」

完全に錯乱している。

典型的な副作用が重く現れている。

初めてここに来たときに纏っていた反抗心と威圧感はさっぱり感じられない。

今ならあの話を持ちかけても良さそうだ。

「磋牙を裏切って俺のこと隠してくれるなら渡してやっても……」

「分かったからはやく出して……！！」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

不安で仕方ない。

ていうかここどこなわけ！？

待って銃ない、あれないとやってける自信が持てない。

弟のことも心配だ。

酷いことされてないよね！？

もしアイツらに殴られたり刺されたり目玉抉られてたりでもしたら……

あああああああ！！

はやくクスリ！！

磋牙？さが？さがをうらぎってすまいるさんのためにはたらけばくすりがてにはいる……？

クスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリクスリ……

クスリが欲しい！

「ほら、どうぞ。」

瓶を奪い取るように受け取る。

蓋を取り一気に口に含む。

「はっ、はっ……あぁ……」

「きんとき、上手くやってくれたらもっと大量のコレ上げるからな」

「分かったからさ……今夜もクスリ使って、セックス…しよ？♡」

「ん、いいよ」

「やった……！♡頑張るから待っててね♡♡♡♡」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

もうきんときは磋牙の構成員であるきんときとしてのカタチを留めていない。

俺が壊したから。

……しかし俺から彼への恋愛感情は一切ない。

きんときは俺の財産を守り増やすために必要なコマのようなもの。

ただの従順な奴隷。

それだけだ。

彼からの一方的な愛情を相手にしながら今日も虎ノ粉を売りつける。

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