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wt様の腐向け。
捏造・自己解釈を含みます。
※通常世界線。
「今日の夜一緒に酒でも飲まない?」
「あー…夜は予定があるから無理だわ」
「最近忙しそうだけど何かあるの?」
「まあ、俺だって色々あんだよ。」
「ふーん」
……その色々を知りたいんだけどねぇ。
ご飯に誘っても飲みに誘っても断られる今日この頃。
更には家にすら上がらせてくれない。
前まではちょっとは嫌がりつつも上がらせてくれたのに。
ただそんな風になってからスマイルには変化があった。
それは女性用のハンドクリームやリップクリームを持ち歩いていること。
スマイルがバッグの中身を漁ってたときに少し目に入ったから知ってるだけだけど。
彼女でも出来たからなのかね。
「来月でもいいからそっちから誘えよ、悲しくなるわ。」
「分かったから、俺も家に帰って準備しないといけないんだよ」
「はいはい、行ってらっしゃい。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
夜なのに車のヘッドライトや店の看板が煌々と輝き辺りはとても明るい。
よく見かける雑貨店の大きな窓で自身の姿を確認する。
目の前に映るのは女性としか思えない容姿の自分。
着用しているのはレースとフリルをいっぱいにあしらったドレス。
袖や背中には大きな紫のリボンが飾られている。
底が厚めのパンプスは歩きにくいがもう少しの辛抱だ。
人混みの中からメッセージのやり取りをしたと思われる人物を見つける。
洒落た街には相容れない皺だらけのスーツを着た中年と見られる男性。
腕時計と革製の鞄も所持している。
メッセージに記された通りの見た目。
間違いでは無さそうだ。
「すみません、一昨日の件の者です」
「一昨日……あぁ君か?Sくんで良いのかい?」
「はい、早速行きましょうか。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「約束の通りだよ」
相手から薄い茶封筒を受け取る。
「ありがとうございます」
「にしても君が男なんてヤるまで信じられなかったよ」
「まあ胸も盛ってウィッグもしてれば分からなくても当然だと思いますよw」
「来月も来るからね、最近仕事が忙しくて中々来れないんだ」
「そうなんですか、お仕事頑張ってください」
「ああ、次はゴム無しで出来たらいいなぁ、そのときは今の倍の額渡すからさ」
「そうですねぇ、考えておきます」
会話を続けながらヘッドドレスを付け直す。
「……では帰りましょうか。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「疲れたー……」
ベッドに座りラブホで受け取った茶封筒を開封する。
五万か、まあ今回は良い方だろう。
次何買お、パニエ増やそっかな。
実況としての活動を続ける最中で様々なストレスを感じていた。
そんなストレスを発散するためとして辿り着いたのが女装で色んな男を相手にする行為。
実際女装でも性行為をしたい奴らは多く万単位の金額も易々と払ってくれる。
それに加えてゴムありでもヤッてくれるため必要以上の負担も少なく大きな快楽を与えられる。
「バレたら死ぬな……」
成人男性同士、同意ありとは言えこのことが周囲に知れ渡れば社会的に終わってしまう。
しかし女装を褒められ金も貰えて自身に負担の少ない性行為が出来るというメリットは簡単には手放せない。
いけないことだと分かっているのに。
「ふわぁ…ぁ、明日も予定あったな、もう寝よ……」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「それは絶対怪しい」
「だから今日尾行する」
「バレんようにしろよw」
Nakamuもスマイルのことを怪しいと思ってる。
あまりメンバーを疑いたくはないが最近のスマイルは不可解な行動が多すぎる。
仮に彼女が出来たとして彼氏が彼女のアイテムを持ち歩くことなんて普通はないのでは。
特段忙しいわけでもない時期でも家に上がらせないのは変ではないか。
そんな疑問が渦巻く。
「聞いてる感じいつも夜に予定が〜とか言ってたから尾行するとして夜に行く」
「はいはいw結局スマイルが何してたか教えてね。」
「笑い事じゃないって……」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
昨日と同じ街に出る。
昨日ヤッた男とは違うが待ち合わせ場所は同じ。
スマホで時間を確認するとまだ七時。
予定は八時に組んでた気がする。
ここで突っ立ってるのも疲れるので近くのコンビニのベンチに向かう。
「あの、すみません」
ふと声をかけられる。
何だか聞き馴染みがあるようなないような。
「何の用ですか……っ…!?」
きり……やん?
……まさかバレた!?
「やっぱりスマイルだよね?」
「誰ですか、その人……」
なるべく自分の声に似ないよう高めに声を発する。
髪の長さだって違うしやり過ごすことだって。
「スマイルの家から出てきてるしそうでしょ?」
向けられたスマホには自分の家から出てくる女装した自分。
もう言い逃れられない。
「詳しく教えてもらっても良い?」
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「何でこんなとこ来てんだよ!!」
連れていかれたのはよく訪れるラブホ。
「スマイルも来るでしょ?」
「昨日のおじさんから全部聞いたよ」
はあ!?
アイツ何喋ったんだよ!
「あの人実はお金に困ってるらしくて五万円と引き換えに情報くれるって言ってて」
「最悪なんだけど……」
「スマイルってコンナコトしてるんだ」
「頼むから他のメンバーには……」
「……今から俺の相手するならいいけど」
「はっ……?ふざけてんのか?」
「嫌なら好きにすれば?困るのはそっちだと思うけど」
クソが。
何だよこの金髪天パが。
ここで屈した態度を見せたら更に弱みを握られる。それを阻止するため仕方なく無言でドレスの裾を持ち上げる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「慣らす前からぐちょぐちょじゃん。」
「うっさい!/」
「もう挿れるからね?」
静かに彼のモノを受け入れていく。
そしてゆっくりとピストンが始まる。
焦らされている様でムカつく。
イく寸前のところまでを突かれて腹部に溜まった快楽を逃せない。
「はやくしろよ……//出来ねえのか?/w」
「はあ?そんな煽っていいの?意識離さないでね……」
「んあ゙っ!?///♡♡まてきりっ♡♡はやっ//イクッ!?♡♡♡」
前触れもなく腰の動きが急に早まる。
強く潰された前立腺が身体中に快楽を巡らせる。
「……早漏過ぎない?w」
「だまれっ!//♡♡♡お゙っ!?♡♡♡♡まってまたイクッ//♡イクッ……!///♡♡」
連日ヤッたせいでもう白濁とした液は出ず透明な液がシーツを濡らしていく。
「ま゙っ//♡きりぁ゙っ!//♡♡も、でないっ!////いぐっ!!♡♡♡♡」
「胸も服着てた時は膨らんでたのに今ないじゃん」
「胸の開発もしよっか」
「なんだよこれ……!///♡」
胸に固定されたピンクの振動するナニカ。
快楽は感じないが男の平らな胸にこんなあからさまなものがあると嫌でも羞恥を覚える。
「嫌なら馬鹿にしたこと謝って。」
「お゙っ!//♡♡ごめんなさいっ!///♡ごめんなさいぃ!!///♡♡」
「女装してるんだしメスイキもしないとだよねっ♡」
「い゙っ!!?///♡♡♡や゙ぁ゙らっ♡イクッ!?///♡ッ〜〜♡♡」
「な゙んれっ……!?//♡♡♡とまれよぉ゙っ!!♡♡♡あぁっ//イッグ…!♡♡♡♡♡」
ぷしゃっ。
透明で粘り気がほぼない液体が飛び散る。
そして今までと比べものにならない快感。
「潮吹けたじゃん、もうオンナノコだね♡」
「はーっ♡♡はーっ♡まじで覚えてろよ……//」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
窓から光が差し込み瞼を持ち上げる。
正直ちょっと好みな見た目してたし、寡黙で性に興味の無さそうなスマイルがこんなことをしてたという部分に興奮したのがいけなかった。
こんな姿見せられて止められなかった方がおかしい。
朝になってからやってしまったと思うも遅い。
この後はどう折り合いをつけるべきか。
「スマイルさん?」
「んだよ……」
「えと、楽しかったし、お金も払うし、また相手してもらっても……」
「…………金払って周りに言わないなら……」
予想外の返答。
言い方を変えただけでセフレになろうと打診したようなものなのに。
「てか!俺のドレス買い直して貰うからな!」
様々な体液で汚れたフリルだらけのドレス。
汚させたのはある意味俺だけど汚した直接的要因はスマイルなのでは?
「汚したのはスマ……」
「うるさい」
「はい。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
本当に最悪だ。
……でも今まで相手したヤツらよりは満足したのも事実。
金ももらえるならきりやんとでも悪くはない。
「一回一万な」
「地味に高くない?」
「は?」
「ごめんて」
このあと金額の交渉でスマイルが分からせられるのは別のお話。
end