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「 夜空。」
もとぱ
Prolog
若井side
夏 が始まった。
セミの鳴き声が騒がしくて、照り付ける太陽は肌を焼くほど熱い。
でも、あの日の記憶は 不思議なくらいに、冷たい風と一緒に心に残っている。
「 大丈夫 …?」
初めて声を掛けたのは、夕暮れ間近の病院の前だった。
公園のベンチに 1人ぼんやり座っていた彼は、見た事が無いくらいほど色が白くて、今にも倒れそうで。
「 ….. なんで声掛けてくんの。」
と睨まれた 。驚くほど鋭くて、冷たくて。
それでもどこか、寂しげで___
「 ほっとけないから 」
ただそれだけだった。
名前も知らない君に、どうしてだろう。目が離せなかった。
その肩が震えていることに気付いた時には、もう 隣に座っていた。
「 君のこと、教えてよ。」
しばらくしてから 小さな声が返ってきた。
「 ….. 元貴 。」
短くて でも優しい響きだった。
それが俺達の最初だった___
若井滉斗 ↪︎ 高校2年生 サッカー部所属
優しくて学校1の人気者。
大森元貴↪︎ 高校2年生 部活は無所属
病弱で殆ど学校には通えてない。
こんばんは。
誰かを感動させてみたいなと この小説を書きます。
深夜投稿しかしません。