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pixivで炭善の善逸くんが弱弱っちになっている作品がおもったより少なくて発狂したので自分で書きます。
注意
嘔吐、善逸くんが弱弱っちだよーん
あと微炭善
学パロ
「おはよう!!!!!」
「はいはい、おはようね…」
大声を出す少年は竈門炭治郎。
その大声の挨拶に続き我妻善逸も挨拶をする。
「ピアス…」
「承知の上だ!」
ピアスは校則違反だ、という間も無く、承知の上だと言われてしまった。
いや、承知の上で破るなよ…と内心そう思うが、敢えて声に出さない。
「はいはい、通っていいよ」
「ありがとう!」
「……猛進猪突猛進!!!」
「グフォァッ」
猪突猛進!と叫びながら善逸の腹に突進をして来たのは嘴平伊之助。
ガチでこの猪頭は何がしたいんだ
「おまっ……がち、…ぉぇっ」
「ッハッハ!紋逸!今日はなんも言わねえな!弱味噌が!ハハハハ!!!」
「くっ…」
「コラ!伊之助!人の腹には突進しては行けないぞ!…大丈夫か?善逸」
伊之助も言っているが、今日の俺は騒いではいない。理由はただ単に1つ。
体調が悪いからだ。
じいちゃんと兄貴には隠していたが、とてつもなく頭痛いし腹も痛いし吐き気はするし目眩はするし怠いし……!!
言い出したらキリがない!とにかく怠い!!!
こんな状態で騒いだら間違いなくぶっ倒れる。
「……?善逸?」
あーーーー、、炭治郎は鼻がいいからな!!勘づかれてるよ!!何か答えないと……
「あー、大丈夫大丈夫!ちょっといつもより伊之助の突進の力が強くて…」
「なっ!伊之助!なんて事だ!」
「いつもと同じだぜ!!紋逸の勘違いだ!!!!!」
ごめんよ伊之助、でも突進した仕返しだとでも思ってくれ
「!!まずい、予鈴がなる!!炭治郎、伊之助!こんな所で馬鹿やってんじゃないよ!早く行こう!」
「あぁ、本当だ!急ごう!」
「俺が1番だぜっ!ハハハハハ!」
走る度に振動か何か分からないが胃がギュルギュル言う、きっと走っているからだろうと気づいていないフリをし、2人の後を追う。
とにかく授業には間に合った。
体調に気を取られすぎて全然気にしていなかったが、1時間目は数学だ……間に合って良かったー、が…
いつもの如く猪突猛進で廊下を走り回ってた伊之助が釣り上げられている(笑)
初めて体調不良で良かったと思ったよ、(体調不良のせいで走るのがやっぱり苦しく早歩きできたから)
ズキン、ズキン……
と、頭が波を打つ。
多分今の俺の顔は大変なことになっていると思う。が、炭治郎は幸いなことに遠くな席だ。匂いも嗅ぎづらいだろう。
っていう訳じゃないんだよ。
痛すぎて頭に授業の内容が入ってこない。
「オイ、我妻ァ」
「…」
「おい、我妻…先生が呼んでるぞ、、」(モブ)
「えっ、ぁ、はい!」
しまった音は聞こえているがボーッとし過ぎた、これは説教喰らうか…?
「この問題を応えろォ」
「ぁ、えっと、ーーです…」
「お前ら、正解はーーだ。我妻を見習えェ」
ホッ……良かった、怒られないで済んだ、
クッ……!!お昼の時間まで耐えた俺偉い!!
誰かに褒めてもらいたいィィィィィィィィ!!!!
ドドドドドドドドド
ドドドドドドドドド、?あぁ、机を移動している音か、アイツらが来た。
ゴチンッ!
「だからぁ、お前ら力強いんだってぇ!」
アイツらとは、ご飯を3人組で話しながら食べるために、遠くの席から俺の席に移動し、机をくっ付ける作業をしてる炭治郎と伊之助だ。
「あぁ、そうだな……少し力が強かった。すまない、善逸。」
「いやいいんだけどぉ……」
「飯の時間だぜ!!!飯だ飯!!!!あーだこーだ話してねぇぜ早く食おうぜ!!!!」
「そうだな!食べよう!……善逸?弁当を出さないのか?」
「あ!ごめんちょっと考え事してて〜、はは……」
適当に弁当を出し、開ける。
体調を崩しているからか、食欲が湧かない。食べたくないなあ、と考え、少しでも気を紛らわせようと顔を上げると、
向かい側に座る伊之助の弁当を見、驚いた。だって弁当の大きさが縦の長さ70cmぐらいあるんだもん!!!
「え……ちょ、おま…それ、食べきれんの……??、」
「狙ってんのか!?やんねーぞ!!!」
「狙ってはないけどさぁ!?そんな量食べれるの!?」
「うっせーなやらねーぞ!!!!!」
「伊之助のご飯は誰も取らないぞ、笑
それにしても、とても大きい弁当だな。」
「フン!やらねえからな!」
と、言った後にガツガツと食いつき始めた。
「コラ!伊之助!いただきますをしなさい!」
「イタダキマス……」
伊之助は炭治郎の怒った顔がはんにゃのようで、怖がっているため炭治郎には渋々従っている(笑)
「さ、善逸、俺たちも食べよう。」
「あ、おう。」
「いただきます。」
と挨拶をしたのはいいものの、食欲がない……けれど、せっかくじいちゃんが作ってくれた健康にいい弁当を食べ損ねる訳には行かないし、炭治郎と伊之助に心配をさせる訳にも行かない。
せめて、半分だけでも食べないと、
ぱく、
「……」
午後の授業が始まった。
相変わらず体調は優れない。逆に悪化したかと思う。
ちなみに、お昼の件は半分も行かないかぐらいまでしか食べられず、炭治郎には心配されてしまった。
朝、食べすぎたんだよね。で乗り切ったけど、絶対バレてる。
さっきから炭治郎がこっちをチラチラ見ていて、視線が痛い汗
……1度収まった胃のグルグルが、また出てきた。
ムカムカして、痛いし……ちょっと気持ち悪い……かも、
でも、ここまで我慢したのに今更抜けるのは俺のプライドが死ぬ。
せっかく午後の授業まで耐え抜いたんだから、もう少しだけ、、耐えなければ。
気を紛らわせようと右側を見る。頬杖をつこうと頬に手を付けると、自分でも感じられるほど顔が熱い。
熱が出ているな、と思いつつ、さっきまで寒気がしていた冷たい手に暖かい頬が気持ちいい。
このままなら、そのうち治っちゃいそう……
数分程経った。
今の現状を言うと、
正直とてつもなく気分が悪い。
何度も何度も唾が口に湧き出てくる。
飲み込めば飲み込むほど気持ち悪くなる。なんだか腹いっぱいなのに無理やりご飯を詰め込んでいるようだ。
……気持ち悪い、そろそろ限界かも…
何ぎ迫り上がってくる感覚がする、
あ、やばい、これ、吐くかも、……、
そう感じ取った俺は咄嗟に口を抑える。
近くの席の奴達は俺の顔色と行動を見て、少し遠ざかる者も入れば、大丈夫……?と声をかけて来る者もいる。
いやどう見たって大丈夫じゃないだろ!!!
と突っ込みたい所だが、今話したら確実にゲロる。
口にジュワァ……と迫り上がってくるものをゴクンっと飲み込む。酸っぱくて、苦くて、気持ち悪い。
炭治郎が俺の様子を見るように、振り返り、俺の姿を見ると、何かを察したかのようにすごい勢いで椅子を引き、立ち上がる。
「先生!善逸をトイレに連れて行ってもいいですか!」
なんでそんな大声で話すんだよぉ……普通そういうのは耳打ちするやつだろぉ……と思いつつも、誰もトイレに連れて行ってくれなかったから、ありがとうと心の中で思う。
そうして、先生から許可を貰った炭治郎が俺に駆け寄ってくる。
「善逸、大丈夫か。歩けるか? 」
歩けるかと聞かれて歩けないと答えるやついる?と思い、首を控えめに縦に振る。
「そうか、なら良かった……肩を支えるから、ゆっくりでいいから教室を出よう。」
炭治郎に肩を貸してもらい、多分炭治郎に俺の全体重授けてると思いながらも、なんとか教室を出る……が、俺の限界はここまでだった。
「ぅぶっ、……」
「善逸!」
口を抑えていた手の隙間から黄土色のドロドロどしたものが流れ出る。
昼に食べた未消化物が紛れ込み、手を離さずを負えない。
「ぉえ”え”ぇ”っっ…ぉぇっ”、おぼろ、……ろろ、……っっ!」
「あぁ、我慢できなかったか……すまない、早く気づけていれば……」
そう言い、炭治郎は俺の背中をさすってくれている。
炭治郎のせいじゃないよ、ごめん……と思いつつも、俺の体は我慢してくれない。
廊下にゲロをぶちまけるなんて、飛んだ災難だな……笑
「ゲホッ、げほッげほ……こほ、おぇ”ぇっ!!」
「…少し待っていてくれ!先生を呼んでくる!」
ああ、炭治郎……行かないでくれ……!!
先程まで口を抑えていた手は行き場が無くなり、浮いている、しかもその手は俺の嘔吐物で汚れていて、炭治郎の服、手を掴んでいいというほど綺麗ではない。
待って、俺を置いてかないで、待ってよ…
生理的なのかは分からないが目からは大粒の涙が溢れ出す。もう床はゲロなのか涙なのか分からずぐちゃぐちゃだ。俺の顔もきっとそうなっているだろうなあ。
そうしている内にも吐くのは止まらない。
そのうち胃液しか出てこなくなる。
傍から見るとただ単にえづいているだけ。
「え”っ、え……おえっ!」
炭治郎と俺が教室から出ていったのをおかしく思った伊之助が教室からでて、俺の元へ駆け寄ってくる
「おい、善逸、大丈夫かよ、」
俺の名前を呼んでくれた!と素直に喜びたいところだが、それどころじゃない。
「すまない善逸!遅れてしまった!珠代先生を連れてきたぞ! 」
「源五郎!なんだか紋逸が変だぞ…」
「伊之助、事情は後だ!水を持ってきてくれないか!」
「お、おう…」
戸惑いながらも、伊之助はかけていった。
なんで水持ってきてくれなかったの?と炭治郎に疑問を抱く。
「善逸さん、吐いてしまいましたね、ですが、大丈夫ですよ。桶です。吐きそうになったらこちらに吐いてください。それと、炭治郎さん、善逸さんを保健室へ連れて行ってください。そして、ベットに寝かせておいてください。私も片付けが終わったら後から行きます。」
「はい!善逸、行くぞ。少し揺れるかもしれないが、すまない!」
え、ちょっと待ってちょっと待って……?俺炭治郎に抱っこされてる、?しかも姫抱き!イヤァァァァア!!!!
「よし、善逸、体がとても熱かったぞ、?熱も出ているんじゃないか?」
「……うん、」
「、、、善逸、いつから体調が悪かった?」
「……朝、から…」
「!?なんでそれを早く言ってくれなかったんだ!!!!ハッ、すまない……」
急に大きい声を出した後に、炭治郎は病人に大きい声を出してしまったことに気づいて、素早く口を塞ぎ、謝る。
「……迷惑かけたくないから」
「全然迷惑じゃないぞ……?逆に、話してくれなかったほうが困る、 」
「ごめん、」
「いや、早く気づけなかった俺も悪いよ。ごめんな、善逸…」
「っぷ、おぇっ、”“げほっぅ”ぇ”ぇ”……」
散々吐いたせいでえづくのも喉が痛くて辛い。もうどうしたらいいの、苦しい……
「善逸……もう何も出ていない、このままでは苦しいだろう、」
「?なにするんだ……っ?」
「すまない善逸、噛んでもいいから、」
そう言った後に炭治郎は俺の無防備に空いた口の中に人差し指と中指を入れる。
そして、喉の奥をグッと押す。
「ッ!?ぅ……”!!!オェ”ェェ”ェ”ェェ”ッッ”ッ”ッ”、!!!!!げポッ、うええ”っ!” !”グッ……はぁ、っは……」
何をされるかと思って桶を構えてなかった事により、少々布団への被害が出た。
まさか指を口に入れられるかと思ってなくてビックリした、しかも止まらないし……でも、少しだけスッキリした。
「よし、少しだけでも出たな!良かった。偉いぞ!」
「ぅぅ……、っ!お前ぇ、!!やるなら合図をくれよぉっ!!」
「!?すまない……言ってしまったら嫌がって出来ないと思って……」
泣くほど嫌がるとは思っておらず、泣き始めた俺にびっくりして謝る炭治郎を横目に、俺は後ろに倒れた。
「善逸!?」
「疲れた……眠い、」
「そうか、眠いか、おやすみ。」
ぽん、ぽん、とリズムに合わせて頭を撫でられるのが気持ちよくて、意識が飛びそうになる。
「寝ていいぞ。」
この言葉に安心して俺は意識を手放した。
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