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桃紫 さく🌸
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kaede🍁
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めめだて
⚠︎微🔞 付き合っています
目黒side
夢か…..と思うほどである
ベッドの上
隣には美しい人が眠っている
長いまつ毛が頬に柔らかい影を落としている
ぴくり、と身体が動く
俺は寝たふりをする
ずっと見ていた、なんて言えないし言うと…少しばかり怒られてしまう
衣擦れの音
それだけなのに謎の高揚感がある
「んっ……」
伸びをして小さく声を上げたようだ
ベッドが軋む
ああ、水でも飲みに行くのかとぼんやりと頭の中で考えていると
ふわりと髪を撫でられた
何回かゆったりと優しい手つきで撫でられる
そんな心地よい雰囲気の中
頬に柔らかい感触がした
さすがに驚き目を開ける
目が合う
「あ………//……….ごめん……」
「…..いや、ごめん、俺起きてた…」
「え、いつから…」
「……」
「ごめんなさい…」
頬を一気に紅く染めるその人は
俺がずっとずっと心惹かれていた人だ
付き合い始めてまだ月日はそれほど経っていない
しかしお互いに時間が合う時はどんなに短いひとときでも会い、心と身体を慈しむように過ごす
そんな日々である
2人きりになり情事に走ることなどもうすでに何度もしていること
それなのに
その人は寝たふりをした俺の頬へ軽くキスを落とすだけで、恥じる
俺が寝たふりをしていたのも良くなかったが…
しかしこうもいじらしい様子を見てしまうとどうにも、庇護欲を掻き立てられてしまう
「舘さん…」
「……」
「こっち向いて?」
「….ご、ごめんなさい…//」
「ね、怒ってるんじゃなくてさ
その…もっかいして欲しいなー…って」
「え…?」
「や、なんかすげー可愛くて
ごめん俺も寝たふりしてたのも良くなかったけど」
俺よりは小さいが程よく肉付きの良い身体を抱き寄せる
彼の体温もまた心地よい
彼もおずおずと俺の背中に腕を回し抱きしめ返してくれる
「目黒…寝たふりは、ずるい…」
「ごめんね」
「…愛おしいなと思って
キスしちゃった」
「かわいすぎ…」
「たまに、してるけど…」
「え?」
「目黒が寝てる時にたまに…その、キスしてる…
髪とかほっぺたとか…
バレないからって調子乗ってやったら、今みたいにバレるなんて恥ずかしい…」
なんて可愛らしいのだろう…
「ねぇもっかいしてよ」
「起きてるからやらないよ」
「起きてえっちしてる時は唇にだってキスしてるじゃん」
「それは….!
….もう、なんか面白がってない?」
「面白がってるんじゃなくて可愛すぎて俺が困ってるだけ」
「….目閉じて」
「あ、してくれる?」
「うるさいよ、ほら」
「はい」
目を閉じて彼のキスを待つ
彼の節のない指が
顔の輪郭をなぞりあげる
しかし俺がおとなしく待てるわけもなく
目を開け、彼の柔らかく弾力のある魅惑的な唇へキスをする
一瞬のことに彼は驚き目を見開いたが
降参したように静かに受け入れてくれた
唇同士が離れると
彼が伏目がちに俯き、ぽつりと言葉を放つ
「もっかいして、って…そういうこと?」
「我慢できなくて」
「〜〜〜….///」
「キスだけじゃまだ足りないくらいなんだけどね」
「…..じゃあ、する?」
「え…!?」
「だって…足りないんでしょ?」
「いいの?」
「…水飲んできていい?」
「俺も着いてくよ」
「ふふっ、くっつき虫だ
俺は逃げないのに」
「逃げる心配をしてるんじゃなくてずっとそばにいたいだけ」
「そ…好きにして」
「急にそっけない」
「意地悪されたんだからこれくらいいいでしょ」
綺麗に整えられた眉を少しばかり険しくさせながらも、声色は明るい
ベッドから降りて伸びをする
「ねぇ目黒」
「ん?」
彼に着いて行こうとしてぼうっとしていたため不意をつかれた
首筋に軽くキスをされた
「….あんまりぼーっとしてると、いじめたくなる
年上を揶揄ってばかりじゃだめだからね」
くすくすと笑う彼は本当に可愛らしい存在だ
まだ勝てそうにないな
好きだなぁ
———
作者です
前作の続きというか、続きとして読んでも別物として読んでも大丈夫なように書き進められたらと思います
前作もたくさんの方々に読んでいただけて嬉しい限りです
またのんびりと書いていきます
コメント
3件

あぁ奇跡のように尊い… まだ初々しい関係性も素敵ですね…続きも楽しみにしております✨
ああ〜もうこの2人、尊すぎて心臓が持たないんだけど🥀💘 寝たふりしてる目黒くんの心情も、こっそりキスしちゃう舘さんも、どっちも愛おしすぎてにやにやが止まらなかった…。特に「逃げる心配じゃなくてずっとそばにいたいだけ」って台詞、重すぎずにちゃんと深くてめっちゃ刺さった。 年上なのに可愛いって思わせる舘さんのいじらしさと、それにぐっと来てる目黒くんのバランスが絶妙で、続きが待ちきれないです。素敵な作品ありがとうございます☺️🌙