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久しぶりに書くので、文章の感じが変わっていたら申し訳ありません。
<伊波視点>
とりあえずジャスミンに会えた。
けれど、これから俺らは腕飾りを奪ったのがバレて終われる立場になるはず。
なんとか逃げ切りたいけど、さっきのでわかった通り、俺はアラジンではない。
本物のアラジンはもっと上手に腕飾りを奪い返してた。けど俺は、、、
弱気に思ってたらダメだ。
とりあえず逃げ切る。それだけだ。
ジャスミン「ねぇ、あなたは誰なの?味方?」
その言葉で気づいた、ずっとジャスミンの手を掴んだままだったのだと、
「あぁ、ごめん俺は、、、」
(そうだ、俺は伊波だ。アラジンにならなくてもいい。自分のやり方でストーリーを進めよう)
そんなことを考えている間に、
街の人たち「あ!あの人たちだ!捕まえろ!」
「とりあえず後から話す!今は一旦僕から離れないで」
俺には最強のオトモがいる。メカニックでもある。
それにディティカのメンバーに教えてもらった術がたくさんあるし、絶対に乗り切れる。
(今回はカゲツから習った忍びを使ってみるか)
「隠形術」
ーこれは姿を隠す技。習得するのは比較的簡単と言われているが、忍者でない伊波には難しかった。カゲツに笑われながら必死に習得した。
ジャスミン「っ、!」
横を向くとジャスミンも術にかけれたようだ。
壁に張り付いて息を潜めていると誰もこっちを見もしない。
「しばらくここで姿を隠そう(小声)」
ジャスミン「コクコク(頷く」
ー数分後
街の人たち1「もう遠くに行かれたな、くそ!」
(もうそろそろ行動するか、)
「君、もうそろそろ動こうか」
ジャスミン「は、はい」
術はあまりいい出来ではなかったので既にとけかけていた。
これをカゲツに見られたらまた笑いながらでも、真剣に教えてくれるんだろうな。
ジャスミン「あの、さっきのは何をしたの?みんな私に目をくれず」
ここはアラビア、日本の忍者の認識は流石のジャスミンにもないらしかった。
「あぁ、あれは、、、っ」
説明しようと思ったらものの、こんなとこで立ち止まっていては逆に目立ってしまう。
なので二人で歩きながら話すことにした。
「俺はね、仲間と一緒に任務をこなすヒーローなんだ。」
「だけど俺は直接的な戦力がなくて守られてばかり、、。」
「だからね、仲間に色々教えてもらってるんだ!今日のはその一部だよ」
そんな話をしているとやはり現実に戻りたい気持ちが大きくなる。
ジャスミン「君は、頑張り屋なのね、そして真っ直ぐ。ほんとすごいわ」
ジャスミンの真剣な眼差しが俺を見つめてくる。なんか恥ずかしいような、それでいて心地よいような気分になった。
「っ、とりあえずどこ行こっか?君は宮殿の人間だろ?戻らなくていいの?」
恥ずかしすぎて話題を変えてしまったが、話さなければならないことなのでしょうがないだろう。
そう思ってジャスミンを見ると、悲しそうな目をしていた。
ジャスミン「それは、ええ、そうだけど、、」
そういえばそうだった、ジャスミンは逃げ出したんだ。そりゃ帰りたくはないはずだ。
けれど、ストーリーを進めるためには宮殿周辺で家来に見つけてもらう必要がある。
(どうするもんかね、、)