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郁不
340
341
サウジアラビア
103
Hisui Mizushiro
44
「ねぇ千空ちゃん」
ゲンはにやりと笑う。
「俺がいなくなったら寂しい?」
「何言ってんだてめー…ついにぶち壊れたか」
千空は心底嫌そうな顔をする。
「…作業効率が落ちる。ゲン、お前こう答えられること分かってて言ってんだろ」
「あ〜辛口。これで俺また明日から生きていけるわ」
「なんだそれ気色悪いな」
「冗談じゃん」
にへらっと幸せそうに笑うゲン。
千空はそれを見てわずかないたずらを仕掛ける。
「ただまぁ、いなくなったら困る。そんだけだ」
「…え?」
「用がすんだならとっとと帰れ」
硬直するゲンを千空が半ば強引に外に押し出す。
外に追い出されたゲンは、たった今しがたのことを思い出して顔を赤くした。
「…ホントに言ってくれるとは、思わなかったなぁ」
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