テラーノベル
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深夜0時過ぎ。
石神村のラボの明かりはついたままだった。
「…もしかして千空ちゃんって寝ないの?」
「なわけねぇだろ」
実験器具の中の怪しげな液体が、時折泡立つ。
ゲンは千空が目をこするのを見て無理やりテンションを引き上げる。
「ここでクイズ!」
「後にしろ」
「いや、気分転換にね」
「…」
「第1問。俺が一ヶ月前から変わったことはなんでしょう!」
千空が、めんどくせえとでも言いたげに目を細める。
「知るか」
「まぁまぁ、答えてよ〜」
にこにこと手を広げるゲン。
「…あ゙ー、めんどくせえ。…体重が5kgほど落ちたか。隈も濃くなってる。そうやって無理やり感情いじって場を盛り上げるのも、一日平均3回ほど多くなった。んで…」
「ちょ!!ちょっと待って!!」
ゲンが慌てて途中で遮る。
「なんてとこ見てんの…えっ怖…」
「お前がやれっつったろ」
割と本気で怯えるゲン。
「誰が人の体重の低下推測するのよ…」
「お前らの面倒見んのも、飼いぬ…俺の仕事だろ」
「千空ちゃん今なんて?」
「悪いふざけただけだ」
千空はそそくさと作業に戻る。
それを暫く眺めていたゲンは、堪えきれず俯いて肩を震わせた。
「…千空ちゃんにとって俺って愛玩動物だったんだww」
「んなこと言ってねぇよ」
「じゃあさぁ」
郁不
340
341
サウジアラビア
103
Hisui Mizushiro
44
ゲンはささやかな仕返しを実行する。
千空の耳元に近づいて、囁く。
「最後まで責任持って面倒見てよね、千空ちゃん」
千空の手が、ぴたりと止まった。
「…お前、気軽にそういう自虐まがいのこと言うんじゃねぇよ…」
コメント
2件
んんんん好みが!癖が!凝縮されすぎてるダメだもう….. ゲンは気持ちを隠すか隠さないかギリギリで弄ぶけど、なんだかんだで惚れ込んでるのは千空っていう構図がまじで千ゲンにおける最適解だと思ってて。 ゲンを心配してるのも含めてど真ん中撃ち抜かれました。 これを世に出してくれてありがとうございます…..😇 ゲンは寝不足大丈夫かな….?