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平清盛の娘として生まれ帝の妃となり
そのお子を産み飢えることも凍えることも知らず
美しく移りゆく季節を楽しみその映画の中に身を置いておりましたことをまるで天上界の
幸福であるかのように思われました
都を打ち
一門は戦に明け暮れ
海の上では水を飲むことすら出来ず
生者必滅
我が子の命が消えていくのでさえこの目で
人の世にある苦しみは全て自分の事として思い知らされました
1つとして分からぬ苦しみはございませぬ
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす
驕れる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
猛き者もつひにはほろびぬ
ひとへ風の前の塵に同じ