『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
EIGHTEENTH BLOOD 主様の全部を俺に見せてくれ。
〜バスティン編〜
『っ、待って、バスティン――っ。んっ。』
『もう我慢できないんだ、その甘い香りを嗅いだら、もう…っ。』
『あぅ……っ!』
部屋に来た途端、バスティンに押し倒され、首筋に牙を立てられる。
ガブッ…。
『いた、い、バスティン…っ。』
『すまない…。だがもう、耐えられない。俺に主様をくれないか?』
『っ、バスティン…っ。』
『こんな煽られるようなメッセージ送られたら…オレだって欲情する…っ。バスティンにしか私の血はあげたくない。私のことを食べていいよ。なんて……ズルすぎるだろ。』
『そうしたらバスティン乗ってくるかなって…食いしん坊だし。』
『煽るにも限度があるだろ…っ。俺だって男なんだ。』
シュルっ
バスティンはネクタイを外して私の手を縛る。
『え、ちょ…っ。』
『もうどこにも逃がさない。主様は俺のものだ。』
『ん……っ。』
啄むようなキスをされ、呼吸さえも出来ない。
『ん、んぅ…っ。』
『ん…、ん…っ。は…っ。』
透明な糸がポタッとシーツを湿らす。
『バスティン、解いて…っ。』
『ダメだ、主様に拒まれたくない。』
『あ、待っ――。』
『ん、ふ…っ。』
私は声を抑える。
『…我慢しないでくれ。もっと声が聞きたい。』
『ぁ、バスティン……っ。ん、ぁ…っ。』
『主様…っ。可愛いな…っ。もっと俺の名前を呼んでくれ。』
『バスティン、痛い、も、優しく…っ。』
『それは出来ない…主様が可愛すぎるのがいけないんだ。』
『そ、んな、ぁ…っ!』
私は痛みで涙を流す。
『ん…っ。』
『主様……。』
主様の涙を指で拭う。
『バスティン…。』
『好きだ。』
『…!』
突然告白され私は顔を真っ赤にする。
『主様の全部を俺に見せてくれ。可愛いところも、全部――。』
『バスティン…っ。』
激しい行為で解けたネクタイ。
私は両手でバスティンを抱き締める。
『私も…っ、大好き。バスティンにしかこんな顔見せないよ……。』
『ん…。』
お互い強く抱き締めて夜は明ける――。
翌朝――。
『『すぅ、すぅ……。』』
お互い抱きしめ合って寝ていた。
『ん…バスティン?』
『…主様、ん、おはよう。よく寝れたか?』
『う、うん…。』
『…昨日のこと思い出したのか?』
『っ!あ、改めて聞かないで…。』
『ふっ。照れた顔可愛いな。』
『も、もう…っ。』
バスティンは前髪をかきあげる。
『ベットの上での主様の方が素直だったな。』
『っー!』
ぼふっ!
私はバスティンに枕を投げる。
『い、痛い…。』
『もう知らない!』
『お、怒ったのか?す、すまない。』
『(●`^´●)プンッ』
次回
NINETEENTH BLOOD 主様をドキドキさせるのは…俺だけがいいっす。
(もうこれはわかるよね。語尾で。)
コメント
6件
ぷちさぁーん!すみません! 時間がなくて見る時間なかったので今全部見てきました! とっても素敵な作品でビックリしました! 次回楽しみしてます❤︎
きゃあ~!次回の🐑を考えただけでドギドキします!
次の執事はねパレスのドキドキ担当(◎-◎;)!!