『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
NINETEENTH BLOOD 主様をドキドキさせるのは…俺だけがいいっす。
〜アモン編〜
ギシッ…。
『主様…。』
『アモン…。』
『…いいっすか?』
アモンは私に問い掛ける。
(抵抗する気も、拒む気もないの分かってるくせに…。)
『…。』
私は黙って頷いた。
スルッ…。
アモンは私の肩に舌を這わせる。
チュッ…。
『んっ。』
『少しチクッとするっすよ…。』
カプッ…。
『っ…。』
ゴクッ…。ゴクッ…。
『ん、は……っ。』
(やばい…止まんないっす。この甘い香り…。)
『ん、んく……ぅ。』
『あ、アモ…っ。』
『…おっと。』
俺は牙を抜いた。
『これ以上は主様が気絶しちゃうっすね。お楽しみの前に気絶されたら困るっすから。メインディッシュは…美味しく頂きたいっすから♪』
『っ…。』
バサッ……。
アモンは服を脱いで床に落とす。
半裸になった状態で再び私を押し倒す。
『……。』
『この傷…主様に見せるのは初めてっすね。これは俺が――。んっ。』
言い終わる前に唇を塞がれてしまう。
『言わなくていいよ。…メッセージでも伝えたでしょ?』
『!そうでしたね…。どんな傷も、受け入れるから何も言わなくていい。俺を思ってのことっすよね…?』
私はコクンッと頷く。
『私はアモンが好き。それだけで充分でしょう?』
『主様…っ。』
ニヤッ
ドサッ!
『ひゃっ!』
『好きって言葉だけじゃ…。俺は足りないっす。』
片足を持ち上げられ、太腿にキスをされる。
『俺は主様の心も身体も手に入れなきゃ足りないっすよ。』
『んぁ……っ。』
チュッと太腿を舌が這う。
『その照れた顔も俺だけのものっす。今も…これから先も、主様をドキドキさせるのは…俺だけがいいっす。』
『アモン…っ。』
『俺にドキドキさせられる覚悟…あるっすか?』
そんなことされたら心臓が持たない。でも、貴方になら――。
『……もちろんある。私の全部をアモンにあげる。』
『っ……。ずるいっすよ。今日は俺がドキドキさせるんすから…///』
壊されてもいい。心も、身体も。
『ん、ふぁ……ぁ。』
『さっきの威勢はどうしたんすか?こんなに敏感になって…。』
『それは、アモンが…ぁ!』
『俺が?どうしたんすか?』
『く……っ。いじわる、しないで……。』
『っ……。可愛すぎるんすよ…っ!』
グイッ
『ぁっ!』
『お願いっすから……これ以上可愛くならないで下さいっす…。』
『ん…っ。』
舌を絡め、深いキスをされる。
『…んふっ。』
『?どうしたんすか?』
『私、アモンとのキス…好きなの。舌ピが当たるから…。』
ブチッ
俺の何かが切れる音がした。
『へぇ…?そしたら俺の舌で敏感なところ舐めたら…主様どうなっちゃうんすかね?』
『え、ま、って、それは……っ!!』
『まだまだ夜は長いっす。付き合ってもらうっすよ。』
『っ〜〜!』
『……。』
『……無理をさせてしまってごめんなさいっす。』
『い、いいよ、その、気持ちよかった…し…。』
『はぁ…主様終わった傍からそういうこと言わないで下さいっす。』
『え?』
『自分が可愛いこと自覚してくださいっす。』
『は、はい…(?)』
次回
TWENTIETH BLOOD 私がもっと気持ちよくしてあげよう。
(大人の色気がムンムンなあの人でーす!)
コメント
5件
次回も楽しみすぎてやばいです!
最高です。ありがとうございます。