テラーノベル
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一体何秒たったのだろう。私の中ではすべてがスローモーションに動いていて、そこにしか目がいかなくなってしまう。
遠くからでもわかるくらいのきれいな赤い髪。少しつり目の彼女は私の記憶よりも少し年齢が上がっている。
私を見下ろして嘲笑ってきた、痛みつけてきた彼女が今同じ場所にいる。見間違えるはずもない。二度と会いたくなかった人――。
そんな彼女がふとこちらを見た。パチッと視線が交わり、その瞬間、私の足は思う通りに動かなくなる。
ダンス中だと言うことも忘れて止めてしまったため、もつれて転びそうになった。
「セシル様?」
先ほどまで上手くいっていたのに……。上手だとほめられたのに、そのかけらもないほどタイミングも合わない。
私の様子がおかしいことに気づいたジルベ**********
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コメント
1件
ああ、第9話、読み終わりました……。セシルがヴィオレッタと再会する場面、本当に胸が締め付けられました。「脳裏に張り付いて消えないこの声」という一文に、彼女の抱える過去の重さがひしひしと伝わってきて、読んでいるこちらまで息が苦しくなりました。ジルベルトが迷わずセシルを優先して連れ出したところ、すごく良かったです。彼の誠実さが滲む描写でした。続きが気になります……!
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