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「お待たせしました、こちらマルゲリータピザになります。」
「わぁすごい美味しそう…」
「あの窯で焼いたばかりだろうねいこいつは。
きっと美味いだろうよい。ほらよいぶき。」
「ありがとうございます。いただきまーす
……おっ。
マルコ隊長今聞きまひた?生地がサクっていいましたサクって!」
レストランに入り、俺達はそこで飯を食う事に。
注文したピザをピザカッターで切ってやれば、
いぶきは美味そうに頬張って食べ始める。
「聞こえたよい、焼き立てなだけあって美味いな?」
「はい、美味ひいでふね本当に…っ、ふふふふっ、
見へ下はいこれ。」
「おーおー、はははっすげェチーズ伸びてんな?」
飯を食った後は一緒に他の店も見て回った。
「マルコ隊長。」
「ん?ぐふっ…、おいいぶき…!
店員が試飲にってくれたコーヒー吹くとこだったろい…!」
「えへへ、何かこんな変なメガネがありましたよ?
ちなみにこれね、紐引っ張ると目が閉じて離すと目が開みたいですよ?
ほらほら。」
「待て待て…っ、喋りながらカチャカチャ動かすなお前は…!
笑えてコーヒー飲めねェだろい…!」
__________
「やった取れ……あぁダメか…。」
「小遣い大切にしろよい?キャッチするゲームであんまし使うもんじゃねェ。」
「はーい…。うぅ…パイナップルのマスコット取りたかった…。」
「よし後は俺が取る。」
「マルコ隊長…!?」
いぶきと色々見て回りすごく楽しかった。
気が付けば自然と笑っている事が多い一日だった。
「マルコ隊長、はいこれ。」
「おお、ありがとよい。
……おっ、パイナップルじゃねェか!」
「パイナップルジュースです。
ジュース屋さんがあったので買っちゃいました。
マルコ隊長、今日一日ありがとうございました。」
いぶきに何があったのか、どこから来たのかは分からねェ
健気なところはもちろんだが、
美味しそうに頬張って食べる姿も、
楽しそうに笑う姿も、
俺にささやかなプレゼントをくれた事も、
こいつの何もかも全部がたまらない…。
「こちらこそな。俺もすげェ楽しかった。」
特定の女にこんな感情を抱いた事なんて一度もねェ…
そしてこの感情が何なのかは分かっていた。
そう、これが“恋”というやつだ
いぶきはもう、俺の中で初めて心から好きだと思う女になっていた_______
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