コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「わぁーい」
「ッちょっ!!」
俺が恋した少女は
死に恋焦がれていた
「あ〜っくろくんだ〜 」
そう言ってニコニコしているチビは俺が恋した少女だった
「はぁ、だからもう…何回も言ってるじゃん… 」
「勝手に死のうとしないでって」
「えへへ〜^^」
少女は死に恋してる、だからすぐに恋してるところに行きそうになる
勝手に死のうとする
俺は、それが嫌だ
死んで欲しくないし、なんなら俺に恋して欲しい
「ほら、部活いくよ」
「はぁ〜い」
俺は今日も俺よりも小さい少女の手を引く
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おっきたきた」
「おせーぞ2人とも」
「ごめんって」
「黒尾先輩、夜久先輩、ごめんなさぁーい 」
「良いって」
「まぁ許すか」
「ありがとうございます!」
元気に言う少女の顔をみて少し嫉妬する
「…行こ」
「はぁーい」
少女には部活のマネージャーをしてもらってる
本人はバイトしたかったぽいけど多分、絶対みてないうちに死ぬから半ば無理やり入れた
部費は半分俺が出してる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部活が始まってからも結構危険は多い
日誌を書かせれば紙でうでの脈を切って死のうとするし、壁に頭打ちつけて死のうとしたり
色々…大変だ
でもそれは惚れてしまった弱みだからうん、
「ちょっ!危なっ!!!」
「んぇ」
しかも危機察知能力が皆無だし運動神経も皆無、もちろん反射神経も
自殺以前にもう多分違うとこで死ぬ
ほんっと目が離せられない
でも少女はこっちを見てくれないから複雑
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部活が終わりにちかずくに連れて少女は元気が無くなる、顔がなんかもうしゅんとしてる
ちょっと面白い
「顔やばいよ」
「う、きょおとまっていっていい?」
「おかあさんちょっと、ヤバくて…」
「うぅ、死にたい…」
「いいよ、 着替えとか大丈夫?」
「あと死なないで」
「う、そぉっととりかえる」
「大丈夫だよ?このじかんはねてるよ」
心配なのちょっと顔に出てたっぽい
でも、心配なものは心配
うん、心配
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部活が終わって1人の幼なじみと少女の家に向かう
段々と表情が暗くなる
「大丈夫か?」
「だいじょぶ、きっと寝てる」
「俺が行こうか?」
「デカイからだめ」
「確かに」
俺は意識をゲームに向けながら友達の会話に耳を傾ける
着いた場所はボロアパート、げーむにでてきそうって最初は少しワクワクしてたっけ
でも少女の顔は不安そうだ
「ほら行くよ 」
少女の手を握る、もう習慣化させたから少女も握り返してくる
クロはギョッとしてる。いい加減慣れて
クロは少し苦笑いしながら「行ってらっしゃーいw」と手を振ってた
結構ウザイ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
部屋の前で少し緊張感を持ってる少女は無理やりで下手くそな笑顔作って「すぐもどるね」
って言って入っていった
少女の親は夜の方とかで働いてて男とかとっかえひっかえしてるらしい、 ヒステリックだしネグレクトしてるから初めてあった時はガリガリのアザだらけの少女だった
少し物思いにふけっていると
「なんで挨拶しないのっ!!!!!」
大きい声で怒鳴る声が聞こえた
パァンと何かを叩く音がした
慌ててやってくる幼なじみの音がした
でも俺らには介入できない、させて貰えない
金切り声が聞こえる
守りたいのに守れない
一緒にいたいから守れない
ーーーーーーーーーーーーーーーーー