テラーノベル
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僕は時計を見ながらソファーに座ったり立ったりを繰り返していた
ロウはいつも仕事以外で出掛ける事が少ないし、用事があったとしてもすぐに帰ってくる
それなのに今日は大分時間が過ぎたのに帰ってこない
昼過ぎに出て行ったはずなのにまだ帰らないロウの事が気になって仕方ない
もう8時過ぎ
いくらなんでも遅過ぎないか?
気になり過ぎて、まだ買ったかわからない携帯に電話をしようとした時、僕のスマホ画面が明るくなった
“今帰る”
ロウからのメッセージだった
今から帰るなら家に着くのは9時くらい?
メッセージを読んですぐにロウのスマホに電話をする
でもかけてすぐに電話を切られた
“今電車の中”
出られないのか‥‥
そう思うと僕は棚の上の車の鍵を持ち、車に飛び乗った
何故だろう
いつもは気にならないのに今日は無性にロウの事が気になる
スマホも直り、連絡だってつくようになったはずなのに
最寄りの駅に着くと丁度ロウが改札から出て来た
「‥‥おかえり」
「ウェン?どうかしたのか?」
「どうもしないよ。ロウの事迎えに来ただけ」
「‥‥珍しいじゃん」
ロウが不思議がりながら車に乗り込む
「近いんだから来なくても良かったのに」
「たまには良いでしょ?」
「たまにってか‥‥初めてじゃね?」
「そうだっけ‥‥」
ロウは俺の事を足の代わりに呼びつけたりはしない
それどころか他でもあまりお願いはされた事がない
直して欲しい事は注意されても‥‥
そう思うと僕ってロウに求めてばかりで何かしてあげてるのかな?
「サンキュー、助かったよ」
「今度からは車出すから言ってよ」
「フフッ、大丈夫だよ。ウェンも忙しいのに」
「忙しくなんか‥‥」
「俺先に風呂入ってもいい?」
「あ、うん」
ロウがテーブルに財布とスマホを置くと浴室へと向かった
いつもと変わらない日常
そのはずなのになんだかモヤモヤする
付き合ったばかりの頃と変わらないはずなのに
なのに今更こんなにロウの事が気になるなんて
素っ気ない態度はいつもの事
でも今日はこんなに引っかかる
少しの間連絡が取れなかっただけで
その時ロウの買ったばかりのスマホが鳴った
ピコン
メッセージが届いたのかも
ピコン
ピコン‥‥
ん?
ピコン
ピコン
ピコン
ピコン‥‥
んん?
めっちゃ送って来るじゃん
見たらいけないってわかってんのに‥‥
僕はロウのスマホを手に取った
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コメント
3件
ウェン?!どうした?でもいいよ!もっと気になれ!やばぁいもうにやにやし始めてる笑 続き楽しみにしてます✨️師匠ℓσνє♡
#BL
#セラフ・ダズルガーデン