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どうもゴリラゴリラゴリラ上腕二頭筋です!
続きじゃーーーー
(ヨークシンに着いた夜、私は仕事を始めていた。)
「クロロって私を舐めすぎ…こんなんだったらすぐ終わるのにさ」
(見せ物小屋は、拍子抜けするほど簡単に見つかった。 中心に立つ男は、どこにでもいそうな顔をしている。)
「……普通、というかいつもより簡単そう」
(少なくとも簡単な依頼だ
念の圧も、殺気も感じない。)
(私は距離を保ったまま、男の行動を記録する。 出入りの時間、客の層、裏口の位置。)
全て調べ終えたと思ったその時
(男が、不意に視線を上げた。私を 正確に捉えて。 …気づかれた?)
「偶然…」
(私は即座に人混みに紛れ、路地へ入った。
足取りは自然に。 追われていると悟らせない。)
男「そんなに警戒しなくてもいいよ」
(背後から、声がした。一番聞きたく無かった。背後 をふり向くと、
さっきの男が数歩先に立っていた。)
「…?」
(とぼけたフリをする。が男は気づいていた)
男「ははは 」
(一歩、距離を詰めてくる。)
「君、どこから雇われた?」
(核心を、突かれた。 蜘蛛じゃない。
でも、蜘蛛の“外側”にいる。 クロロの顔が、頭をよぎる。)
「仕事柄、そういう目をしてる人がわかるんだ」
(男は穏やかに笑う。)
男「君は“探す側”。
それも……かなり慎重な雇い主にね」
(まずい)
(私は何も答えず、体の向きを変える。)
「逃げるのは悪手だよ」
男「君みたいなのを雇うのは だいたい、命が軽い連中だ」
(その瞬間、私は走った。
夜の人混みへ、一気に飛び込む。
背後の気配は、追ってこない。)
「……追ってこない、のに。 まだ、見られてる」
宿へ戻り、鍵を閉めても、
胸のざわつきは収まらなかった。
クロロの依頼が、
想像以上に危険だと悟った夜だった。