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『BLACK cat school』〜スクールライフは恋と波乱!?〜
6時間目 体育祭練習はお祭り騒ぎ!?
これからの体育の時間は体育祭の練習をするらしい。
クラスごとに分かれて練習したり、時には学年で集まって練習したりする。
最初の1、2時間目は全学年が体育館で
クラスの競技を練習する。
私達2年A組のクラスの競技はタイヤ引きと騎馬戦に決まった。
そして、他のクラスと同じ競技だった場合そのクラスと戦うことになる。
ちなみに他のクラスの競技は
2年B組 騎馬戦と棒倒し
2年C組 二人三脚と大玉送り
2年D組 大縄跳びとタイヤ引き
2年E組 大玉送りと騎馬戦
3年A組 騎馬戦と大縄跳び
3年B組 大縄跳びとタイヤ引き
3年C組 二人三脚と大玉送り
3年D組 騎馬戦と大玉送り
3年E組 タイヤ引きと棒倒し
1年A組 大縄跳びと二人三脚
1年B組 大玉送りと騎馬戦
1年C組 タイヤ引きと棒倒し
1年D組 大玉送りと騎馬戦
1年E組 二人三脚とタイヤ引き
それぞれトーナメント戦で戦い、勝った組に点数が入る。
ちなみに色分けは
A組は赤、B組は緑、C組は青、D組は黄、E組は紫だ。
『ミサキ、ハチマキお揃いにしよみんなで。』
『うん!いいよ!』
『あの、その前に聞いていいかな?』
『ん?』
『そのTシャツなに?』
『ん?これはね、ファンクラブで作ったオリジナルTシャツ!』
『Tシャツ短パンなら服装自由って書いてあったけど……。』
ミサキ達アモンのファンクラブ3人はアモンの推しカラーのTシャツで真ん中には『小悪魔アモン薔薇王子🌹』と、書かれていた。
『え?何言ってんの?他のファンクラブの人もやってるよ?』
『ホントだ…』
あちこちにファンクラブの所属人達がみんなの推しカラーのTシャツをきてそれぞれ真ん中に文字を入れている。
『ハウレス様輝く青髪絶対必勝💙』
『ベレン君頼れるお兄様🐾』
『もうなんでもありじゃん……。』
『推しカラーのクラーTもありだけどやっぱり自分たちで作ったのを着たいからさ』
『まぁ、もう自由にやればいいと思う…w』
『ハチマキお揃いにするんだっけじゃあ小悪魔にしよう。』
『そんなのできるの?』
『任せて、手先は器用だから。こっち来て。』
『う、うん。』
一方その頃――。
『いや〜こうして見ると照れ臭いっすね。』
『あぁ…自分の名前が沢山あるとな…』
『もう慣れろよ。俺たちは1年の時からだからな。』
『あ、華さんハチマキ巻いてるみたい。』
『あれは俺のファンクラブの子っすね。
小悪魔の角…あ〜なるほど。俺のことっすね。』
『『は?』』
『聞き捨てならないなアモン。ただあの3人と同じにしているだけだろう?』
『早とちりだな。』
『はぁ?認めたくないからってそういうのやめた方がいいっすよ?』
『『あぁ?』』
『ちょっと落ち着いて…。』
『あ、俺とバスティン同じタイヤ引きのチームだな。』
『あぁ。』
『お前途中で寝るなよ。』
『あぁ。大丈夫だ。』
『本当かよ。』
『おや、バスティン君とロノ君タイヤ引きにしたんですね。』
『ベリアンさん、はい、力には自信があるので!』
『ふん、俺の方が力に自信がある。』
『なんだと?』
『ふふ、2人とも喧嘩はダメですよ。』
『ルカス様ァ!僕騎馬戦と棒倒しやるんです!頑張るので見ててくださいね!』
『うんうん、保健室からちゃんと見てるよ。』
『ルカスさんは保健室にずっといるんですか?』
『うん。救護係としてね。怪我をしたり体調が悪くなったらいつでもおいでね。あ、借り物競争には参加するけどね。』
『てか僕のクラスのハチマキの色緑なんだよね〜ナックの色とか最悪〜』
『なっ、どういう意味ですかそれ。』
『ミヤジ先生、他の生徒を全員蹴散らして必ず勝ちますね。』
『うん、怪我させない程度に楽しむんだよ、ラト君。』
『えぇ。壊さない程度に頑張りますね。』
『心配しかない…』
『フルーレ、同じ色で良かったね。私と同じチームですよ。』
『まぁ、心強いかな…。』
『フルーレは素直じゃないですね( ˙꒳˙ )』
『ハナマルさん、借り物競争絶対負けませんからね。』
『教師の俺に勝てると思ってる訳?』
『生徒だからって舐めないでください。貴方を弱らせるのは力だけではありませんから。頭脳でも勝ちます。』
『え、それどういう意味?』
『茶道部の活動中にお茶ではなくお酒を飲――』
『ワアアアアアア!!』
『ハナマルさんそんなことしてたんですね。』
『……正々堂々…ガンバリマス』
『よろしい。』
(ユーハンさんハナマルさんのことになると容赦ないなぁ…。)
『あ、シロ、敵同士だね。負けないよ。』
『戯け。我が負けるわけないだろう。』
『ふふ。俺も負けないよ。特に華さんを賭けた戦いなら尚更ね。』
『ふん…あやつは我を選ぶ。必ずな。』
『さぁ?それはどうだろうね。』
それぞれバチバチの体育祭練習……。
そして、準備が整ったところで練習開始!!
1年A組対2年D組の大縄跳び
『相手は1年生ですか…でも手は抜きませんよ。』
『えぇ。練習でも本気で挑まなければ相手に無礼ですから。』
『良ーい、初めっ!』
『ユーハンさん、行きますよ。』
『はい!』
2人は縄を回す係のようだ。
身長も対して変わりないからちょうどいいと思う。雰囲気も似ていて2人は息も合う。
『1年A組235回!』
『あ、1年生負けちゃった…。』
『容赦ないねユーハン君とナック君。』
『まぁそこが2人のファンクラブの所属の人たちにとってはかっこいいらしい。』
『確かに…。』
『2年D組289回!2年D組の勝利!』
『ナック君達凄いね。』
『ユーちゃんすごーい!』
『ラムリ君、ナックくんも応援しようか。』
『きゃー!ナックくーん!!』
『かっこいー!!』
『ユーハン君の色気やばい…っ。』
(もうお祭りみたい…でも、楽しいな。)
『はーなーさんっ。』
『わっ!』
後ろから誰かに抱きつかれる。
『ら、ラムリ?いつの間に…』
『体育祭の本番…僕頑張るので見ててくださいね!』
『ふふ、もちろんだよ。ラムリもみんなのことも応援するよ。』
『…そうじゃなくて…僕は華さんには僕だけ応援してもらいたいたいんです。 』
『え……?』
『……っ。』
ラムリは照れたのか顔を赤くして下を向いた。
『ラムリ……。』
次回
課外授業 体育祭で優勝したら……