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こんにちは〜
1つ作品が終わったのでこれからはこっちを沢山書きます‼️
叶『』 葛葉【】
叶side
今日はいつもと変わらない日。
1つ違うこととすれば、学校に行かなきゃいけないのに隣に誰も居ないこと。
何だか落ち着かないが、ソレよりも気になっていたのは、昨日のことだった。
『(昨日、少し強く当たっちゃったかな…葛葉傷ついて無いかな。)』
昨日の帰りの経った10分程度の時間。
僕にはとてもじゃないけど苦しい時間だった。
『(葛葉は知らないからな〜僕たちが付き合ってた事…)』
何だか言い出せない事も無いが、葛葉の記憶がない限り、あの様に受け入れてくれるのかは僕には分からない。
葛葉の考えが少し変わっているだけで僕はもう、葛葉に受け入れては貰えなくなる。
『(言うなら、葛葉が退院してからだな。そしたら葛葉に突き放されても僕は葛葉と距離を取れる。家近いから、朝は会っちゃうかもだけど。)』
でも僕には葛葉に僕をまた、絶対に好きにさせられる自信があった。
何処から来るのか分からない自信では無くて、これは前葛葉が言っていた事による自信だ。
学校からの帰り道。いつもと変わらない。あの、事故があった横断歩道だった。
『葛葉はさ〜僕の何処が好きなの?』
【は?何でんな恥ずい事言わなきゃなんねぇんだよ。】
『えっ?だって〜知りたいじゃん。僕たち付き合ってるんだし〜少し位デレてくれてもいいじゃん。』
【どんな所?ん〜。】
『そんな悩む!?あっ、あれだ。好きな所があり過ぎて決められないやつだ。』
冗談だった。葛葉を構うための。冗談。
【そうだよ…悪いかよ。】
『へ…?』
【俺は多分叶に会えてよかったし。死んでも叶に会いたい。】
思考停止。駄目だ。くーちゃんのいきなりのデレは僕が死ぬ。
事故があった今でも、葛葉は葛葉だ。
この気持ちが変わっていないことを僕は願っていた。
学校に着いてもすることは無く。葛葉の教室に行っても葛葉は居ない。
こんなにも暇な事は今まで無かった。
葛葉と一緒に登校して、葛葉とお昼ご飯を食べて、葛葉と一緒に帰って。
でも今日は全て1人で。
『(は〜。帰ろうかな…今日は単元のテストしに来ただけだし。単位は出席のやつだけだからいけるでしょ。)』
昨日のことを葛葉はきっと気にしている。前の葛葉も絶対に気にするから。
『(こんなに人が恋しくなるのは初めてだな…)』
結局僕は学校をサボって。でも僕は真っ直ぐ家には帰れなかった。気づいたら僕はあの病室の前。
『(きちゃった。しかも学校サボってまで。言い訳、言い訳は〜。ないや!どうにでもなれ!!)』
ドアノブに手を掛けて左にスライドさせた。
『くーちゃん!学校サボっちゃった!!』
【かな…え…?】
葛葉は嘘だろ。って顔してる。
【サボっ…は…?】
『くーちゃんと一緒にお昼ご飯食べたくて。1人は寂しいでしょ。少なからず僕は1人は嫌だったので、これは僕の我儘でーす。』
葛葉は難なく僕を受け入れてくれた。流石。
この日は昨日のことは話さず、2人でお昼ご飯を食べるだけ。
楽しくて落ち着く1日だった。
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