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【設定】
しろせんせー×まちこりーた×ニキ
高校生パロ。
少女レイの曲パロ。
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《そんな形で___________。》
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💛「…ふざけんなよっ……、、」
やっと溢れた涙。
果たしてそれが正解だったのか、はたまた誤っていたのかは分からない。
……でも、これだけは伝えたかった。
💛「そんな形で___________。」
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彼女の葬式を終えた次の日のこと。
ボビーは学校に来なかった。
……彼女を追い込んだ罪悪感からなのか、クラスメイトは俺に一切話しかけず、クラスには重い雰囲気が漂っていた。
授業も、何もかもがつまらなかった。
当たり前のようにボビーと馬鹿をしてまちこりに怒られたあの日々は戻ってこない。
そう思うと、何もかもがどうでもよかった。
…………いっそのこと、俺も死んでしまえば__
そう考えて、頭を振る。
……きっとまちこりはそれを望んでいない。
ボビーだって、取り残されたらどんな気持ちになるだろう。
……俺だって、1人取り残されたらもうどうしようもない。
♡「…今日は、テスト前だから各自自習を__」
本当にテスト前だからなのか、彼女が居なくなった雰囲気に耐えられないのか、自習。そう言って担任が教室を出ていく。
……誰だって、自習は嫌だろう。
担任が出ていった瞬間、ちらほらとスマホを取り出す生徒。
💛(………………、)
勉強も、スマホも、何もかもやる気が起きない。
ただ、黒板を眺めるだけ。
そうしていると、急に誰かが口を開いた。
♡「あ、……」
♡「どしたん?」
♡「…いや、なんでも……、っ?!」
♡「……え、へ、白井……くん……?」
“白井くん”
その声が聞こえた瞬間足が動いた。
すぐに話し声の元へ駆け寄りスマホを奪い取る。
♡「っあ…………、」
💛「っ?!?!」
地域限定のテレビ番組。
偶然にも、放送されていたのはまちこりの自殺に関する放送。
♡『……い時、苦しい時、1人で抱え込まず……』
後ろに、いた。
彼が、俺の、親友が。
♡『っえ!?っそこの少年!!!だめ!!!』
♡『急にな……っ?!…ちょ、……っはっ?!』
スマホを持ったまま、外へ駆け出す。
……この距離で、間に合うはずなんてないのに。
スマホ越しに聞こえる踏切の音。
叫び声が聞こえる。
♡『……だめっ、、!……っぁ、、、』
♡『救急車!!!はやく!お前!電話しろ!!!!』
もう手遅れだと、分かっているはずなのに足を止められない。
……置いていかないで、
__なんで、お前まで
……なんでなんて分かっているのに。
💛「っはっ……はぁっ……ボビー……っ、、!」
地面を蹴る。
やっと見えた景色。救急車の音。
💛「っボビー!!!!!」
担架に運ばれる彼の姿。
俺を引き止める大人を無視してその元に駆け寄る。
💛「ボビー……!ボビーっっ!!」
♡「ちょっ!近づかないで……、、!」
💙「……に、き…………、、」
💛「…やめろよ…っは、なぁっ……!!」
💛「…まちこりもボビーもいなくなるとか……俺……っ、、」
💙「…にきぃ、、……おれ、つぐ、なえた、かなあ…………」
💛「ばかっ………………」
💙「……ごめん、ぜんぶ、おれ、の、せい……だった」
その言葉を最期に、ボビーは息を引き取った。
精神的なストレスによる、後追い自殺だった。
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5年後__
電話を切って、息を吐く。
……こういうのは、外で聞くべきじゃない。
病院勤務のカウンセラーの面接。
合格。その言葉を思い出す。
💛(…よかっ、た…………)
かちゃ、とポケットからキーホルダーを取り出す。
……俺とボビー、そしてまちこりの3人でお揃いのキーホルダー。
あの日の数週間後、葬式にてボビーの家族から手渡された遺書にはこのキーホルダーが手紙とともに入っていた。
まちこりが虐めていた最中、まちこりにあげたキーホルダーと同じものらしい。
まちこりだけに上げようとしたけれど、無意識に3つ買っていたから、だと。
💛(……ほんと、ばか。)
あの日、まちこりの葬式の日、ボビーの言葉に俺が何か返していればボビーは死なずに済んだのか。
それはもう分からないことだが、今になって一つだけ、言えることがある。
“…にきぃ、、……おれ、つぐ、なえた、かなあ…………”
💛「……………………」
💛(そんな形で償えなんて言ってねぇよ。)
💛「……ボビーの、ばか。」
__一生、許さないからな。
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小さな過ちによって、未来が大きく変わってしまうことがあります。
せんせーの行動は正しかったのか。償い方は正しかったのか。
この世に正しい正しくないなんてないのかもしれません。
では、ニキさんが望んでいた未来はなんだったのか。
珍しく今回は三角関係にしてみました。
少女レイは個人的にそんな雰囲気がしているので、、
少しだけ変わっている内容もあるかもしれません💦
1日2話づつ、計4話2日に渡ってお送りしました。
楽しんでいただけていたら幸いです。(楽しむという内容かはさておき……w)
では、ここまで見てくださった方にもしかしたら、ニキさんが望んでいた未来だったのかな、というお話をどうぞ。
𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
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💚「あ”ーーーまた面接落ちたんだけど!!!」
💙「落ちすぎやろお前、俺は一発合格」
💛「すげぇよなぁ教員免許取得、俺は病院受かったよ」
💚「教員にカウンセラーねぇ…もっと職場考え直そっかな…」
💛「まーまちこりのペースでやればいんじゃね?」
💙「なんなら俺の職場来るか?w」
💚「いや私の頭では無理」
💙「自分で言うんか」
💚「…まーいいや!今日は2人とも飲むぞ!!!」
💙「…はぁ、」
💛「まーこういう日があってもいいっしょ!」
💙「…そうやなw」
「かんぱーい!」