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「奨くんと蓮くんがおると、俺たち、めっちゃ安心できる」


ある日の夜、メンバーの一人、河野純喜がそう言った。二人の間に特別な絆があることを、メンバーたちはもう知っていた。だが、それは、二人の愛がグループを壊す原因になる未来とは違った。彼らの愛は、JO1をより強く、より輝かせるための、目には見えない力となっていたのだ。


初の単独コンサートを目前に控え、メンバーは連日、厳しいリハーサルに励んでいた。

未来の記憶では、この時期、蓮はプレッシャーから体調を崩し、奨との間にも溝が生まれてしまっていた。

だが、この世界では、違う。


蓮が振付に行き詰まると、豆原一成が隣に駆け寄った。

「蓮くん、大丈夫ですか?ちょっと休憩しましょ!」


一成の声に、蓮は安心したように笑った。

そして、その様子を見ていた奨は、鶴房汐恩にアイコンタクトを送った。

汐恩は、何も言わずに音楽を止め、皆に休憩を促した。


休憩時間、奨は蓮を連れて、二人だけの場所に移動した。

「大丈夫か?」

「うん。大丈夫。なんか、未来の俺は、皆に心配かけることもできなかったから…」

蓮は、少し寂しそうに笑った。


そんな二人の元に、川西拓実大平祥生がやってきた。

「奨くん、蓮くん。これ、よかったらどうぞ」

二人が差し出したのは、冷たい飲み物だった。

未来の記憶では、二人の関係を心配していた二人が、今は二人の絆を信じ、そっと寄り添ってくれていた。


木全翔也金城碧海は、休憩時間に二人を見て、こっそり笑い合った。

「なんか、奨くんと蓮くん、未来から来たみたいじゃない?」

翔也が冗談めかして言うと、碧海が真面目な顔で答えた。

「…そうかもな。二人が一緒におると、俺たち、最強になれる気いするわ」


そして、白岩瑠姫は、そんな二人の様子を、優しい眼差しで見守っていた。

未来の記憶では、二人の関係に誰よりも心を痛めていた瑠姫が、この世界では、二人の最大の理解者となっていた。


「奨くん、蓮くん、このグループを守るために、これからも二人で、最高の愛を育んでください…ねっ」


リハーサルを終え、寮に帰る道すがら、瑠姫は二人の肩をそっと叩いた。

二人の愛は、もはや二人のためだけのものではなくなっていた。


そして、最後に、佐藤景瑚が二人の元へやってきた。

「奨くん、蓮くん!二人でこっそりなんかしてるんだったら、俺も混ぜてくださいよ〜」


景瑚は、明るい笑顔で、二人の間に割って入った。

未来の記憶では、景瑚は二人の関係を誰よりも早く察知し、冗談交じりに二人のことをからかっていた。

だが、その裏には、二人の不和を心配する、景瑚なりの優しさがあったことを、奨は知っていた。


「景瑚、お前も未来から来たんちゃうんか?」

奨が冗談めかして言うと、景瑚は不思議そうに首を傾げた。

「え?何それ、面白そう!俺、タイムスリップしたの?」


奨は、未来の景瑚の優しさと、今の景瑚の屈託のない笑顔に、胸が温かくなった。

未来では、景瑚のその明るさに救われたことが何度もあった。

奨は、未来の記憶から得た、景瑚が喜ぶであろう言葉を口にした。


「…景瑚、お前は、このグループに、最高の笑顔と愛をくれる存在。これからも、そのままでいてくれよな」


奨の突然の真面目な言葉に、景瑚は一瞬、目を丸くしたが、すぐに満面の笑みを浮かべた。

「え〜!奨くんにそんなこと言われたの初めて!嬉しい〜!」


二人の愛は、メンバー全員を巻き込み、JO1というグループ全体を、光で満たしていった。

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