セカイ を 見渡す 。
本当に 、 何も 無かった 。
( 何で私 … 消えたいなんて 言っちゃったんだろ 。 )
後悔が 心の中に残った 。
想い出はもう 、 過去の事しか 残っていない 。
『 ……リン 、 現実に戻れないの 、 ? 』
「 うん 、 戻れないって 言ったでしょ ? 」
リンは 私の手を掴み 、 ニタリと微笑む 。
「 ……ずーっと此処に 、 居てくれるよね ? 」
『 …だって出られないし……強制的に 居る事になるじゃない ? 』
私は 吐き捨てたようにそう言い 、 リンを置いて 歩き出した 。
「 ……そんな想いじゃ 、 絵名は一生此処に居る事になるよ 。 」
そんなリンの声は 私には聞こえなかった 。
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私は とある人のココロから生まれた 。
絵の事や 大切な人達 、 SNS等其の人のココロは豊かで 、 楽しかった 。
… でも 、 私には眺めてるだけじゃ物足りなかった 。
其の人と 直接 、 話して 、 会ってみたかった 。
其の人のココロから生まれたとは言え 、 話す事は 出来ないし 、 其の人が 私の存在に気付く事すら無い 。
私は 其れが嫌だった 。
だからとある日 、 こんな事を思いついてしまった 。
私のセカイに引き込めばいい
……と 。
そして一生出られなくしてしまえば言い 。
そうしたら 、 想いが消える迄ずーっと一緒で居られる 。
元はと言えば私を生み出してしまった方が悪い 。
セカイに浮気する様なモノだ 。
……だから私は 閉じ込めた 。
この何も無い 、 孤独なセカイに閉じ込めた 。
もう一生 、 出られない様に 。
コメント
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「誰もいない」と「孤独」って似て異なりますよね 本当に誰もいないって事だ…