何も無くて 、 孤独で 、 寂しい 。
このぽっかり空いた穴は 、 どうやって埋めたらいいのか 。
… そんなの分からなかった
『 ねぇリン … お願い 、 此処から出る方法を教えてくれない 、? 』
リンなら絶対に知ってる 。
そんな想いでリンに縋り付く 。
「 だーかーら! …私は何も知らないってば 。 …… それに 、 もう此処に永遠居る事になるんだよ? 」
『 でも … ! 普通に考えたらこんな事おかしいじゃない ! ……何か解決方法は無いの ? 』
「 …… 」
『 り 、 リン … ? 聞いてる …… ? 』
「 …絵名ちゃんと 、 お話がしたいの 」
『 へ …… ? 』
「 私 、 寂しかった … 絵名ちゃんの想いから生まれた存在だけど 、 絵名ちゃんとお話がしたかったの 。 」
「 だから 、 このセカイに閉じ込めた … ごめん 、 なさい …… 。 」
リンは 目に涙をためる 。
『 そう 、 だったの … ? 』
『 …… 話なら幾らでもするけど 』
「 えっ 、 本当 ! ? …… 怒らないの 、 ? 」
『 まぁ … 私が生み出したんだから責任は取らないと 。 』
「 ✨ 」
「 ありがとう、絵名ちゃん! 」
リンは今までで1番の笑顔を見せた 。
「 へぇ … くれーぷ ? って物があるんだ ! 」
『 うん 、 すっごく美味しいの ! 』
『 …… いつか 、 見せてあげるね 』
「 うん … ありがとう! 」
『 あ 、 』
「 ん ? …… 絵名ちゃん ? どうかしたの ? 」
『 あ 、 嫌 …… 彼処に落ちてる物 、 何だろう ? 』
「 んー … 紙とペン … ? 」
『 あ 、 本当だ …… これで絵 、 描けるかも 』
「 え 、 本当本当 ! ? 描いてみてよ ! 」
『 うん 、 分かった 』
『 じゃあ …… リン描くね ! 』
「 ええっ ! ? 」
「 …じっとしてればいーい? 」
『 うん ! 』
『 はい 、 出来たよ 』
「 わあっ … ! 絵名ちゃん 、 やっぱり上手だね ! 」
『 ふふん 、 これくらい当然よ 』
「 …… 」
「 絵名ちゃんは 、 凄いね 」
『 え ? 』
「 … こんなに優しくしてくれる絵名ちゃんを … 手離したくないよ …… 」
『 え … り 、 リン … ? 』
「 …… ごめんね 、 絵名ちゃん … 」
すると突然 、 光に身を包まれた 。
『 うわっ …… ! 』
私の意識は自然と消えていた 。
「 …… やっぱり 、 一生一緒で居て … 」
コメント
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待て待て リンが可愛すぎる、でも絵名大丈夫かって気持ちもあって とりあえず、好き(?)