💚「どうしたの?」
🖤「やっぱり阿部ちゃんが一番綺麗だなって」
💚「それ何回言うの、もう恥ずかしいから。星見に来たんでしょ、俺はいつでも見られるよ」
🖤「違う、星の下の阿部ちゃんは今しかないの」
阿部ちゃんは呆れたように、でもどこか嬉しそうな表情でため息をつくとシートを倒して寝転びながら星を見た。
🖤「それ、誘ってる?」
💚「もう」
身を乗り出して、舌を入れないくらいのキスをする。
🖤「俺、ラッキーだな」
💚「どうして?」
🖤「今の時代で阿部ちゃんと出会えたから。舞の時もあれ多分悲恋だったし、神話の時代ならこんな可愛い阿部ちゃんと恋仲なんてどこかで嫉妬されて俺早死にしてたかも」
💚「ははは」
笑い合って、もう一度キス。
ジャケットを脱がす。
💚「皺になるから、脱ぐだけだし」
🖤「はいはい。続きは家でね」
怒るかと思いきや、阿部ちゃんはふんわり蕩けた目をする。
🖤「その顔ずるい」
💚「えっ、何が?」
このプライベートな空間でまだ星も見ていたいし、こんな顔されたら早く帰って愛したくなるし。
🖤「阿部ちゃんはほんとに俺を振り回すね」
💚「俺なんにもしてないよ!」
慌てる阿部ちゃんを笑って見ていたら、きゅっと抱きついてきて
💚「でも俺も、めめと同じ時代を生きててこうやって特別な存在になれた事、嬉しい。だから俺もラッキーだよ」
と胸にすり寄った。
🖤「よし、帰ろ」
💚「なんで!?」
かくてこの日の天体観測は、俺の可愛い人が可愛い事を言ってくるおかげで無事中断となった。
終
コメント
17件
やだ最高🫣🫣🫣
よし、帰ろう🫣おしゃれセンシティブ。
無事中断!ってウケる🤣