“注意事項”
・二次創作
・ろふまおメイン
・同じメンバーがもう1人ずついます
・戦闘します
・乗っ取ろうとしています
・怪我表記ありき
・死ネタありき
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
剣持視点
眩い光が落ち着いた後、ゆっくりと目を開けていく。
「…え、何ここ…」
…凄い…まるで幼少期の頃に戻ったみたいた。僕はゆっくりとその空間を歩き出した。
その空間は僕そのもの、僕を表している。
「…凄いな。」
藤の花が飾られていたり、これまで取ってきた賞の数々、虚空教を表すあのマークが床に貼ってあったり、僕は楽しくなった。
…でも、そんな楽しい時間は時期に終わっていった。
『どうでしたか?もう1人の僕なので、貴方だったので、ボクの”僕”の再現度は高いものでしょう?』
入口に刀を持っているもう1人の僕がそう語り掛けてきた。
「認めてあげますよ。…こんなにワクワクしたのは初めてなので。」
『そうですか。』
しばらく沈黙の時間が流れた。ここに来る前、あんなに僕に殺意があったのに…
そうしている内にもう1人の”ボク”が声を上げた。
『…じゃ、行きますか。戦いのイメージが完成したので。』
そういうと急に姿を消した。素早い動きで僕を惑わせて来ているが…所詮は僕の1部、記憶の1部如きなので動きは単純なはずだ。
素早く動くならきっと…
「ッふん、ッ!!」
ナイフを後ろに全力に振った。予感は的中、刀で防がれ、傷は付けられなかったが、それでもいい。
僕はすかさず”ボク”にナイフを突いた。
致命傷は当然作れなかったが、顔に傷口を作れた。今は全面的に僕の方が有利だ。
『ッ、流石ですね…ッ』
その声が聞こえた瞬間、お腹に激痛が走った。隙を作ってしまったんだ。前へと身体を突き出していたから、お腹の辺りが守られていなかったんだ…
「ッけほ、っ…けほ、ッ…」
後ろに突き飛ばされ、完全に体制的に不利になってしまった。
『はぁ…少し焦りましたよ。』
『所詮は新しい方には勝てない…どんどん新しくなっていくこの世の中なら、ボクの方がまだこの世界で生きていけそうですね。』
『さ、さっさと殺って他の人の方へ行きますかね…』
僕の真ん前に寄って来たボクは大きく刀を振り上げ、僕の方に刀を勢い良く下ろしてきた。
まだここでやられる訳にはいかない…
身体を右の方に転がし、刀を何とか避けれた。
『ッ!?』
「ッ動きが分かりやすくて助かりますよ!」
『クソッ…ボクに蹴られていた癖に、ッ…』
寝っ転がったまんまの身体を急いで起こして、ボクの迎撃を短いナイフで受け止めた。
ボクの鋭い眼光がこちらの瞳を貫いていきそうなくらい必死な目をしていた。
ジリジリと刃がぶつかり合っている音がする。
「っ、一旦引いたらどうですか?」
『うるさい、ッ…黙れ…』
僕が煽ったのか、余裕がなくなっていっていそうな雰囲気がする。
僕は段々と壁に追いやられている。かなりマズイ…どっかで隙を見つけなければ…
刀を防いでいるナイフを前へと押し出し、どんどんボクを後ろへ後退させていっている。強くナイフを押し出してみたらボクがよろけた…チャンスだ。
ボクの身体を蹴って尻もちをつかせ、馬乗り状態にし、首にナイフを当てた。
「…チェックメイト。」
『ックソ、っ、くそ、…』
そう言い残した瞬間、パッタリと動かなくなった。
「…また動かれても困りますし…どうせ僕のクローンだし…」
ナイフをボクの手にぶっ刺し、床に固定させた。
「…ちょっと探索しますか。」
この空間はあっちのボクが死んでない限り崩れないはずだから生かしてる限り探索が望める。
…でも、なんでだろう。…どうしてあんなに呆気なかったんだ…?
その疑問を抱えながら僕は探索していった。
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次回→4/5(水)
コメント
2件
もちさんがかっこよすぎるんだが😇😇😇😇